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2015年4月25日

上左側の犬歯が横に飛び出していました。同じような例はよくあります。
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まずは、前に来すぎている左側の大臼歯を、奥方向に移動する、という準備作業を行いました。食事の時など自分で取り外し出来る装置を使いました。上右写真が移動の完了時です。
検討の結果、歯が大きいので抜歯して、マルチブラケットを2年半ほど付けて頂きました。
途中でご結婚され、お忙しかったにもかかわらず十分なご協力を頂きました。有り難うございます。
下写真、きれいな終了です。

2015年4月24日

ご本人とお母様のお二人とも、「歯は抜きたくない」とのご希望です。
とはいえ、分析の結果、無理なら勧めません。

S様のデータは、歯が大きいので抜く方法も提案させていただきましたが、ご意思は固く、非抜歯としました。でも結果は良かったと思います。


S様のご感想。
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9才で来院。
Ⅰ期治療として、深すぎるかみ合わせを上げ、同時に12才臼歯の揃うのを待ちました。Ⅱ期治療は非抜歯で13才から始め、15才で終了。
間に観察期間が3年くらいありましたので、足かけ6年くらい見させて頂いたでしょうか。

うまく終了でき、ご満足もあって安心しました。


A様のご感想。
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「生まれてからずっと歯並びが悪かったので、きれいになって嬉しいです!!
最初は痛かったりしたけど、こんなにきれいになったので!
矯正して良かったなと思いました。ありがとうございます。
これからはもっと歯磨きを頑張ります。」

ご満足頂けてよかったです。

お二人とも時間厳守。さすがです。でもA様、歯みがきはあとちょっとです。

2015年4月23日

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「中学の頃から矯正したいと思っていたのですが、家族に言い出せず(笑)、大人になってからの矯正となりました。最初はとても憂うつでしたが、段々キレイに並んでいく歯を見て、先が楽しみになりました。
仕事の関係上、ほとんど土曜日しか診察にこれなかったのですが、家族の協力で何とか頑張れた思います。
有り難うございました。##」

十分にご協力頂いたと思います。途中ご出産があり、時間のやりくりは
大変だったと思います。いつも明るく楽しい方でした。m様有り難うございます。


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中学生の方です。予約等の自己管理も十分で頼もしい方でした。とても素直なご感想、有り難うございます。

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上の写真が治療前、下の写真が治療後です。

前歯の隣の歯が、引っ込んでいる不正咬合、割と多いケースです。目立ちますね。
今回は大人のケースです。

こうしたケースでは、上の一番前歯とその横の歯で、下顎の動きを制約していると考えます。機能障害と呼んでいます。
子供の場合、顎の成長発育に影響することもあり得、
大人の場合では、顎関節症に繋がることも考えられます。

軽い症状に見えるかも知れませんが、治療しがいのあるケースの一つです。

治療期間は準備期間(大臼歯を後ろに移動)が1年半くらい、後のマルチブラケットで2年ちょっと。
歯を抜く方法もありましたが、ご希望もあり、非抜歯としました。どちらが早かったかは分かりませんが、この場合さほど変わらないでしょう。
 準備期間は取り外せる装置ですし、マルチブラケットの期間は短くなりますので、こちらの方が楽とも言えます。

大人の方ですが、準備作業、マルチブラケット使用期間共、、ゴムかけ、予約順守、歯みがきなどよく協力して頂きました。

途中でご結婚、ご出産と続きました。矯正治療は通常、結婚出産に殆ど影響ありませんが、ご本人は時間のやりくりなど色々と大変だったと思います。

いつも明るく、協力して頂きました。有り難うございます。

2015年4月22日

11才も近くなって来院されました。
一見して骨格性の反対咬合です。
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反対咬合治療は成長発育のピーク前に十分なことをする、これが重要です。
ピークを過ぎても治療はできますが、効果が出にくくなります。

成長パターンは個人毎に異なりますので、身長等の変化データは欠かせません。

検査し数値でみると、やはり下顎骨はかなり大、でも上顎骨の大きさは見た目よりありました。歯の大きさは大きめ。6才臼歯の前後位置ズレは大です。
身長はそう大きくないタイプですが、伸び方はまだ成長のピーク前です。

治療はまずは小さな上顎の拡大、続いて前方牽引です。
一番強力なタイプの前方牽引装置を使い、前歯から前方牽引します。上顎骨そのものを大きくするのです。
これら装置は子供用として従来開発されてきたもので信頼性は十分です。
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前方牽引を開始してから2ヶ月程で上の前歯が下の前歯より前方に出ました(下左写真)。
まだ十分ではないのでさらに8ヶ月ほど続けました(下右写真)。
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反対咬合の治療は、大変な点もありますが、皆さん頑張る方ばかりです。ご本人とご家庭が、治したいという強い希望をお持ちだからと思います。

本ケースでも殆ど予約変更も無く、お願いした装置の使用にも熱心に取り組んでいただきました。お礼申し上げます。

永久歯の揃うのを待ち、成長のピークを過ぎた頃、Ⅱ期治療開始です。
下写真は終了時です。良い状態です。お疲れ様でした。
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反対咬合のケースは殆どは、骨格的な問題が大きく、前方牽引などしっかりした治療が必要な場合が多いのです。それも早い内に。

しかし、骨格的な問題が少なく、単期間で治療できるケースもあります。
このケースはそうした場合です。
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骨格的な問題を伴ったケースであるかどうかは、見た目だけでは分かりません。他の矯正治療と同じく、検査により骨格や歯、成長状態のデータを元に診断する必要があります。

この方も検査結果から、骨格的な問題が少ない、と判断できました。と言って放置して治るものではありません。

Ⅰ期治療として、下顎の上顎に対する位置を改善し、早期に正常な関係に近づける必要があります。やはりフレンケル装置が良いでしょう。この装置は、顎の自然な関係改善を促進し、成長のバランスをとってくれます。家でのみ使います。
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使用約4ヶ月で永久前歯が生え始め、下左写真のように改善しました。下右写真はその更に半年後。きれいな治り方です。

 お母様にも良くご協力頂きました。ご本人も年齢の割に良く理解して頂き、感謝しています。

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後は観察。Ⅱ期治療は多分要らないでしょう

2015年4月21日

前歯も出ていますが、
上下6才臼歯の前後関係を見ると結構強度の上顎前突です。

それに前歯が上下に空き、これも軽くはありません。

また、将来叢生(歯のガタガタ)が予想されます。

更に舌が前歯を押し出している可能性があります。

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検査結果では、
歯が大きく骨が小さいのですが、将来抜歯が必要とまでは言えません。

6才臼歯の後ろにも下げる余裕が少しあるようです。

顎の骨の骨格分析は、極端な数値は無く、普通に成長しそうです。


成長期ですから、できれば将来、抜歯せずに永久歯を並べたい、と思います。

そのため、Ⅰ期では、骨の大きさを確保し、6才臼歯の位置を良くする必要があります。
また、開咬については、舌への対策が必要です。


Ⅰ期治療の内容は、

1.上顎を拡大しつつ舌の押し出しを妨げるため、クリブ付拡大プレートを使う。、

2.上の6才臼歯の位置を正しくするため、ヘッドギアを使う。

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結果:Ⅰ期治療を一年半ほど行い、結果を得ました。

お母様は、理解の早い方で実に積極的な方でした。ご協力感謝申し上げます。

それから歯の生え替わりを観察し、12才臼歯が揃うまで保定、観察しました。

下の写真は12才臼歯が揃った時点の状態です。Ⅱ期治療は要らないでしょうね。

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2015年4月20日

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上の写真二枚が治療前、下の写真二枚が治療後です。

軽度の不正咬合が重なっています。
割と多いケースですが、目立ちますね。

こうしたケースは、上の一番前歯とその横の歯で、下顎の動きを制約しています。機能障害と呼んでいます。
 子供の場合、成長発育に影響することもあります。大人の場合は顎関節症に繋がることもありえます。
 軽い症状に見えるかも知れませんが、治療しがいのあるケースの一つです。

治療期間は一年半程度。
 単純に歯を出しますと、出っ歯が強くなってしまいますので、後ろの歯を前に出すスペース作り(拡大)から始めました。

中学生ですがマルチブラケットを装着した後は、ゴムかけ、予約順守、歯みがきなどよく協力して頂きました。術者として有り難いことです。

下写真二枚、きれいに並びました。見た目も良くなりましたが、下の顎の動きが自由度を増し良くなりました。後の成長発育に良い影響となるでしょう。

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かたやま矯正歯科 院長 片山 綱

かたやま矯正歯科
http://www.hanarabi.biz/
院長 片山 綱

【略歴】
静岡高校 卒業
早稲田大学卒業
国家公務員上級職試から公的機関
東北歯科大学 入学
神奈川歯科大学大学院 修了
鎌田歯科矯正クリニック勤務

【所属団体・資格】
歯学博士(矯正歯科学臨床)
日本矯正歯科学会認定医
Tweed Course (USA)修了
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本口蓋裂学会 他
読売ウィークリー(読売新聞社)特集「頼れる矯正歯科医650人」に選ばれる(2008年)

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