診断日から、実際に治療が始まるまで、の期間
ご相談の後、検査があります。
そして資料を分析し、診断結果及び治療方針、費用をお話します。これが診断です。
普通の場合、診断した後、治療に入るまでに、しばらく時間を要します。
まず必要な抜歯を行います(親不知、あるいは小臼歯等)。抜いた後はしばらくおきます。全体でおよそ一ヶ月くらい要します。(もちろん抜歯が無ければ、この行程はありません。)
それから、奥歯に小さなゴムリングをはさみ、歯と歯の間に0.1mm位の隙間を空ける必要があります。これに一週間。
その後、奥歯にバンドと呼ぶ金属の装置をsetします。
その後に、小臼歯、犬歯、前歯にブラケットと呼ぶ小さな装置を接着します。それが終わってから矯正用のワイヤーをsetします。
以上を経て、初めて歯が動き出します。ここまでは大体、歯を抜く場合で2ヶ月近く、歯を抜かない場合でも1ヶ月近くかかります。
診断があれば、その日にでも装置を付け、歯が動き出す、と誤解されている場合がたまにあります。実際にはこうした多少の準備期間が必要です。
もっとも矯正治療は、年単位で行うものですので、準備期間程度は誤差のうちかもしれません。