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2015年8月24日

先日3才の反対咬合の子が、ご相談に見えました。
反対咬合は目立つので、たまにこのくらいの年齢でもご相談に見えます。

お口を見ますとほぼ骨格性の反対咬合と思われます。

お母様は、
「早めに治療しないといけないのでは、と思う一方、3才ではまだ小さすぎるのではないか」
と色々迷っておられる様子でした。
あるところでは、すぐに頭にかぶる装置をつけて始めることを勧められたそうです。

結論から言うと、確かにそういう考えもあります。でも私は早すぎると思います。
子どもの反対咬合では早期治療が大切ですが、それでもおよそ6才以後の治療で十分です。

(理由)
3才から6才くらいの間に、治療上大きな問題が加わることはまずありません。むしろ治療への理解が出来るようになり、矯正治療を安全に能率よく進めることが可能になります。

治療の効果は、およそ6才以後で十分上がります。あわてる必要はありません。

子どもの反対咬合治療は、適切な時期をみて、できるだけ短期決戦で行う方が良いと思っています。

とはいえ、あまりのんびりしていてはいけません。
遅くとも9,10才位までには治療を開始すべきでしょう。それ以後ですと徐々に治療効果が上がりにくくなります。

もちろん個人差は大です。あわてる必要はありませんが、早めにご相談ください。

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かたやま矯正歯科 院長 片山 綱

かたやま矯正歯科
http://www.hanarabi.biz/
院長 片山 綱

【略歴】
静岡高校 卒業
早稲田大学卒業
国家公務員上級職試から公的機関
東北歯科大学 入学
神奈川歯科大学大学院 修了
鎌田歯科矯正クリニック勤務

【所属団体・資格】
歯学博士(矯正歯科学臨床)
日本矯正歯科学会認定医
Tweed Course (USA)修了
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本口蓋裂学会 他
読売ウィークリー(読売新聞社)特集「頼れる矯正歯科医650人」に選ばれる(2008年)

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