外科併用の矯正治療
最近私の友人が自転車で転び、顔面骨折で入院治療しました。2週間入院し、骨の整復、上下顎がずれたのをかみ合わせて固定したそうですから大変でした。結果は良好です。
近々全快祝いをやろうなどと言っています。
外科矯正とは、まず矯正治療で上下顎別々に歯を並べ、上の例に似て外科手術で顎の骨の調整をしてかみ合わせを獲得する方法です。およそ18才以降の大人のみ行えます。
利点はまずは外見の良さでしょう。欠点は外科手術を行うこと、やはり億劫ですね。
結果は良さそうでも怖がる気持ち、面倒な気持ちは十分わかります。これが必要なケースはそう多くありません。適用例は殆どきわめて強度の反対咬合です。
子供の矯正で反対咬合は時々あります。上下の顎の骨の大きさにアンバランスがあるケースがかなり多いです。ほっておいて中学生、高校生となると個人差はありますが、相当治しにくくなります。但し子供の時にきちんとした治療を始めれば殆ど治せます。成長発育のある時期にそれを利用して治すのです。反対咬合はできるだけ早い時期に相談にいらしてください。