治療に良い時期を逃さないように
あるお母様がお子さんを連れて相談に見えました。ご本人は明らかに出っ歯ですが、お母様の説明では、矯正が必要なほど悪くないが本人が少し気にしています、とのことです。
奥歯の前後関係、前歯の出っ張りなど明らかな出っ歯(上顎前突)、と言うしかありません。矯正治療の必要なケーズです。子供の矯正治療から始めれば、抜歯の必要も殆ど無く、きわめて有利なことは、ホームページでご説明しているとおりです。
模型を使い、正常咬合と出っ歯(上顎前突)の違いを説明致しました。違いは明確ですからご理解はいただけたと思います。
日本人の歯ならびは従来、出っ歯、叢生(歯のガタガタ)が多く、きれいな歯ならびの人は少ないので、それに慣れて多分、評価基準がずれてしまったのでしょう。
矯正治療の良い時期を逃さないために、ちょっとでも気になるときはまずは専門医にご相談頂けたら、と思います。