«  2020年5月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

« 受付より: 夏休み直前、受付での風景 | メイン | 受付より: 提携駐車場はお隣です »

2016年10月29日

昨日は、出っ歯の早期治療の効果についてお話しました。

今回は、交叉咬合(上の歯が、下の歯より内側に入っている)+反対咬合の例です。
やはり早期治療が効果を挙げました。

初診時、10才です。
右側の上の歯が皆、下の歯より内側に入っているのが見えます。
さらにぎりぎりですが、前歯が反対咬合です。
0579 2014 07 05yi 初診 前.jpg0579 2014 07 05yi 初診 右.jpg0579 2014 07 05yi 初診 OJ.jpg

交叉咬合は、今後の成長を左右アンバランスにする可能性があります。出来るだけ早く解消しなければなりません。

そこでまずは上顎を急速拡大し、交叉咬合を解消しました。
右側の上の歯が、下の歯より外に出たのが見えます。
0579 2015 12 19yi 前.jpg

その後、プロトラクター(上顎前方牽引装置)にて反対咬合を治療します。
およそ6ヶ月の前方牽引で反対咬合もほぼ治療されました。
0579 2016 10 29yi 前.jpg0579 2016 10 29yi OJ.jpg

早期に治療に入ったことで、割合簡単に、良い結果を得られました。

まだ11才ですので、今後の成長に注意して行きます。

ちょっと専門的ですが、ANBという指標は、初診時-1.5°、現在+0.4°です。
プロトラクター(前方牽引装置)が効果的であったことが確認できました。
こうして結果を数値で確かめること、は良い治療のためには極めて重要です。

お母様は大変お喜びでした。
矯正治療をしていると、このように本当に喜んでくれる方々に数多く出会えます。嬉しい事です。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.hanarabi.biz/cgi/mt/mt-tb.cgi/708

Powered by
本サイトにて表現されるものすべての著作権は、当クリニックが保有もしくは管理しております。本サイトに接続した方は、著作権法で定める非営利目的で使用する場合に限り、当クリニックの著作権表示を付すことを条件に、これを複製することができます。
かたやま矯正歯科 院長 片山 綱

かたやま矯正歯科
http://www.hanarabi.biz/
院長 片山 綱

【略歴】
静岡高校 卒業
早稲田大学卒業
国家公務員上級職試から公的機関
東北歯科大学 入学
神奈川歯科大学大学院 修了

【所属団体・資格】
歯学博士
日本矯正歯科学会認定医
Tweed Course (USA)修了
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本口蓋裂学会 他

医院サイトはこちら
かたやま矯正歯科医院サイト