子どもの矯正の意義
矯正歯科治療は、わずかの例外を除いて、保険適用はありません。
トータルではそれなりの費用がかかります。
子どもの矯正の場合、小学校くらいから始めるⅠ期治療と、
永久歯がそろってから、必要に応じて始めるⅡ期治療に分かれます。
このⅠ期Ⅱ期治療各々に、基本料金と処置費がかかってくるのが普通の形態です。
大人の矯正(人により中学生くらいから入ります)では、こうした区別はありません。
たまに、
「子どもの矯正でⅠ期治療をせずに放置し、
永久歯がはえてから矯正治療を始めれば、
Ⅱ期治療の費用だけで済むのか」
という質問を受けます。
残念ながらこれは間違いです。
普通に大人の矯正治療と同じ費用がかかります。
Ⅱ期治療はあくまで、Ⅰ期治療の結果を前提として考えるからです。
なお、どこでもそうですが、Ⅰ期治療とⅡ期治療の費用合計は、
大人の矯正として頂く費用合計と、ほぼ同じです。
子どもの矯正の意義は、治療結果がより良くなる、点にあります。
もちろん歯を抜くケースも減ります。
もし同じ人で、
Ⅰ期治療で効果を上げてからⅡ期治療で仕上げた場合と、
放置して大人の矯正だけを行った場合とでは、
Ⅰ期で骨格等を改善し、Ⅱ期治療につなげた場合の方が、
放置して大人の矯正だけで仕上げた場合より、良い結果となるでしょう。
また、子どもの矯正の場合、Ⅰ期治療だけで十分満足されるケースも多々あります。
これはお得ですね。
もし矯正治療をお考えなら、できるだけ早くご相談ください。