抜く・抜かないの判断
自分の歯を抜くのはもったいないこと

大切なのは、まずは歯を抜かずに矯正できる可能性を見極め、歯を抜かずに矯正する工夫や努力を最大限まで行うことだと考えています。そしてそれは、個人個人についてのていねいな診察と診断、および効果的な治療方法と技術力で可能になるのです。
抜く・抜かないの見極めポイントは、まずは歯と骨の大きさとバランスです。さらには不正咬合の程度や種類でしょう。
当院では、これらをしっかり見極めるために、複数の検査データと個人個人の条件(お子さんの場合は成長に関するデータなども含む)を重視しています。お子さんの矯正治療の場面では、できるだけ個々人の成長発育状態を正確に捉えるため、パーセンタイル図表も利用しています。もちろん大人の場合も個々人の状況に応じて、できるだけ歯を抜かないで治療することを大事にしたいと考えています。

そしてもう1つ。ちょっと意外かもしれませんが、抜く・抜かないの見極めポイントとして大切にしていることは患者さま自身のご希望です。中には「少しでも治療期間が短くなるなら抜歯してほしい」と考える方はいらっしゃいます。逆に、患者さまが「どうしても抜きたくない」という場合は、可能な限り非抜歯での治療を考えます。
抜かなくてはならない歯を抜くのは仕方のないことですし、抜いた方が良い結果が得られるケースも同様でしょう。しかし、抜かなくても治療可能なケースであるならもったいないことだと思います。
