上顎前突(大人) 抜歯ケース S.O様

装置:プレート(移動用ネジつき)  マルチブラケット
主訴:出っ歯、八重歯をなおしたい
診断名:上顎前突、叢生
初診年令:24才4ヶ月

■説明
上顎前突の程度が強く難しいケースです。単純に上の小臼歯を抜いただけでは良い結果が得られません。上あごの大臼歯をまず後方に下げ、それから上の小臼歯を抜歯して治療しました。
症例
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■治療後説明
咬み合わせも浅くなり良い結果が得られました。
治療期間:大臼歯の後方移動に1年4ヶ月、その後マルチブラケットで3年6ヶ月
費用:約89万円
考えられるリスク・副作用:上下大臼歯の位置ずれが極めて大きい症例です。上顎大臼歯4本を大きく後方移動するため、時間がかかる予定でした。
歯を移動すると幾分か歯根が吸収されて短くなることがあります。特に生活に支障がない場合が殆どです。
また歯を配列した後に歯間部の骨量が足りず空隙が生じる場合や歯肉退縮などが生じることもあります。各々、成人の方の方が生じやすいです。

症例

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
  • 1.最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
  • 2.歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  • 3.装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 4.治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けることが重要です。また、歯が動くと隠れていた虫歯が見えるようになることもあります。
  • 5.歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきが痩せて下がることがあります。
  • 6.ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • 7.ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
  • 8.治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  • 9.治療中に「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • 10.様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  • 11.歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
  • 12.矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 13.装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  • 14.装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 15.装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)や虫歯の治療(修復物)などをやり直す可能性があります。
  • 16.顎の成長発育により咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  • 17.治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨が痩せると咬み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
  • 18.矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

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