当院では、治療前の分析と、それに基づく診断を非常に重視しています。なぜなら、患者さんの個々の状態や条件によって、またそういった状態や条件をどう評価するかによって「いかなる治療方法を用意できるか、適応させられるか」が大きく違ってくるからです。
治療に使用するのは安全が確認されている従来の装置ですが、その使い方や組み合わせ方を考え、効果的な治療法としています。それと共に、検査データや成長に関するデータなど、個人の条件をしっかりと重視することで多くの実績を残しています。
当院では、治療前の分析と、それに基づく診断を非常に重視しています。なぜなら、患者さんの個々の状態や条件によって、またそういった状態や条件をどう評価するかによって「いかなる治療方法を用意できるか、適応させられるか」が大きく違ってくるからです。
治療に使用するのは安全が確認されている従来の装置ですが、その使い方や組み合わせ方を考え、効果的な治療法としています。それと共に、検査データや成長に関するデータなど、個人の条件をしっかりと重視することで多くの実績を残しています。
中学生以下の年代は、矯正治療にとっては極めて有利な時期と言えます。その理由は、成長期を利用してあごの骨に働きかけることによって、歯を抜かずに治療できるケースが多いからです。逆にこの時期を逃してしまうと抜歯が必要となる確率が増えますので、少しでも早くご相談いただきたいと思います。
成長期を有効に利用するためには、まず一人ひとりの歯やあごの特徴を測定し、かつ身長変化データなどを併せて、今後の変化・成長具合をしっかりと把握することが重要です。
そこで当院では、従来の分析法のほか、パーセンタイル法などに基づく複数の分析を利用して、成長をより詳しく捉えるようにしています。こうした精密性によって、成長を利用した歯を抜かない治療の見通しが立ってくるのです。
●パーセンタイル法
対象とする計測値の分布(数値群)を小さい順に並べ、パーセントで位置付けを見る方法
矯正治療をしたのに、時間が経ったら歯が動いてしまい、再び歯並びが悪くなってしまうという状況を「後戻り」と言います。後戻りを防ぐために、治療後しばらくの間はリテーナーという装置を使って矯正後の状況を保って安定させるのですが、不正咬合によってはそれでも不十分なケースがあります。
当院では、早い時期に来院いただき成長期を利用した矯正治療において、後戻りは極めて少ない結果を得ています。
たとえば「反対咬合」では、上顎前方牽引法というのが標準的な治療法です。通常は、上の奥歯から全体的に前方向に引っ張ります。しかし当院では、使用する治療方法は同じく上顎前方牽引法であっても、奥歯からではなく前歯から牽引することによって、上あごの成長を促しながら矯正していくようにしています。
こういった「治療法の工夫」によって、永久歯の生え方などにも悪影響を与えず、かつ後戻りのしにくい結果を得ています。