各種類の不正咬合がどのように治るのか、ご紹介します。
叢生(歯がガタガタ)-子ども 叢生(歯がガタガタ)-大人
反対咬合(受け口)-子ども 反対咬合(受け口)-大人
上顎前突(出っ歯)-子ども 上顎前突(出っ歯)-大人
開咬(上下の歯が開いている)-子ども 開咬(上下の歯が開いている)-大人
空隙歯列弓(すきっ歯)-子ども 空隙歯列弓(すきっ歯)-大人
2014年8月 8日
各種類の不正咬合がどのように治るのか、ご紹介します。
叢生(歯がガタガタ)-子ども 叢生(歯がガタガタ)-大人
反対咬合(受け口)-子ども 反対咬合(受け口)-大人
上顎前突(出っ歯)-子ども 上顎前突(出っ歯)-大人
開咬(上下の歯が開いている)-子ども 開咬(上下の歯が開いている)-大人
空隙歯列弓(すきっ歯)-子ども 空隙歯列弓(すきっ歯)-大人
装置:拡大床 前歯にマルチブラケット
主訴:歯ならび、かみ合わせ
診断名:叢生(上顎中切歯翼状捻転を伴う)
初診年令:8才9ヶ月
■治療前説明
上の前歯がねじれています。自然に治ることは期待できません。下あごが咬みこんだ時に上下の歯の先端がぶつかるので、歯がすり減ったり、かける可能性もあります。また、下あごが後ろに逃げ出っ歯になることもあります。といって前歯を並べるにはスペースが足りません。そこでまず、拡大床を入れて上あごを広くします。それから上の前歯にブラケットを付け、ワイヤーを入れてねじれを治します。
■治療後説明
歯を並べるスペースが確保され、きれいに並びました。前歯が欠けたりすり減ったりする前に処置できました。
治療期間:1年2ヶ月
費用:37万円
考えられるリスク・副作用:歯を移動すると幾分か歯根が吸収されて短くなることがあります。特に生活に支障がない場合が殆どです。
かみ合わせが浅いので、開咬傾向が出る可能性があります。移動の方法、順序、速度に注意が必要です。
装置:ヘッドギア UAワイヤー
主訴:歯ならびがひどくならないように
診断名:上下顎前突
初診年齢:8才4ヶ月
■治療前説明
上あごの骨が小さく、上の犬歯の入る余地がありません。徐々に上あごの大きさを広げることにしました。
■治療後説明
Ⅰ期治療終了、永久歯に交換したところです。上あごの骨がきれいに広がり、犬歯が歯列に入りました。子どもの矯正ならではの結果です。
治療期間:1年3ヶ月
費用:38万円
考えられるリスク・副作用:歯を移動すると幾分か歯根が吸収されて短くなることがあります。特に生活に支障がない場合が殆どです。
下あごにくらべ、上あごが小さいバランスだったので、その変化に注意し、装置を調整する必要があります。
装置:ヘッドギア マルチブラケット(上顎のみ)
主訴:上あごの歯ならびが悪い
診断名:叢生、上顎前突
初診年号:11才8ヶ月
■治療前説明
上右犬歯と上側切歯が飛び出しています。かなりの叢生ですが、アゴの骨のバランスは悪くありません。
まず、上の奥歯を後ろにずらしてスペースを作り、その後点在するスペースを飛び出している歯の部分に集め、飛び出した歯を入れます。
■治療後説明
きれいに並びました。子どもの矯正ならではの結果と思われます。
治療期間:1年10ヶ月
費用:42万円
考えられるリスク・副作用:歯を移動すると幾分か歯根が吸収されて短くなることがあります。特に生活に支障がない場合が殆どです。
また大人が殆どですが、歯間空隙、歯肉退縮などが生じることがあります。
個々の歯の移動量が大きいので、移動の装置、順序には注意が必要です。
また後戻りもしやすいので保定装置をしっかり使うことも重要です。
装置:QH(クォードヘリックス) プロトラクター マルチブラケット
主訴:咬み合わせ、前歯の歯ならび
診断名:叢生、反対咬合
初診年令:10才10ヶ月
■治療前説明
極度の叢生に反対咬合が重なっています。歯は大きいですが、あごの骨はおよそ普通サイズです。Ⅰ期治療で上あごをQH、プロトラクターで拡大し、その後Ⅱ期治療でマルチブラケットを使用。本人の希望があり非抜歯で治療しました。
■治療後説明
見違えるようにきれいに並びました。
治療期間:Ⅰ期に2年、永久歯のそろうのを待ってⅡ期に2年半
費用:Ⅰ期約40万、Ⅱ期約43万
考えられるリスク・副作用:歯を移動すると幾分か歯根が吸収されて短くなることがあります。特に生活に支障がない場合が殆どです。
また歯を配列した後に歯間部の骨量が足りず空隙が生じる場合や歯肉退縮などが生じることもあります。各々、成人の方の方が生じやすいです。
装置:急速拡大装置 マルチブラケット
主訴:歯ならび
診断名:叢生、過蓋咬合
初診年令:15才7ヶ月
■治療前説明
中学生の後半に来院されました。上顎骨が相当に狭いため、Ⅰ期治療ではまず十分に急速拡大しました。Ⅱ期治療時に再検討し、非抜歯でマルチブラケットを使いました。
■治療後説明
見違えるようにきれいに並びました。年齢的にぎりぎりでしたが間に合いました。
治療期間:3年(急速拡大後約半年待ってマルチブラケットに)
費用:83万円(Ⅰ期、Ⅱ期併せて)
考えられるリスク・副作用:年齢的に急速拡大装置が使えない場合、口蓋に外科処置を行う必要ないし抜歯治療を考える必要があり、結果の仕上がりにも影響する可能性がありました。しかし急速拡大装置が機能したので予定通りに非抜歯で治療できました。
歯を移動すると幾分か歯根が吸収されて短くなることがあります。特に生活に支障がない場合が殆どです。
また歯を配列した後に歯間部の骨量が足りず空隙が生じる場合や歯肉退縮などが生じることもあります。各々、成人の方の方が生じやすいです。
装置:プレート(移動用ネジつき) ナンスのホールディングアーチ マルチブラケット
主訴:歯ならび
診断名:叢生
初診年令:26才3ヶ月
■治療前説明
叢生がかなりきつい状態です。歯も大きく見た目も考えて抜歯ケースとしました。上の左奥歯が前に来すぎています。それをネジ付きプレートで下げてスペースを作ります。その後マルチブラケットを使用、上下の小臼歯を2本ずつ抜歯しました。
■治療後説明
見た目も感じよく、きれいに並びました。
治療期間:第二大臼歯後方移動に約9ヶ月、その後マルチブラケットにて2年半
費用:81万円
考えられるリスク・副作用:顎関節症の既往があったので注意しながら進めました。
歯を移動すると幾分か歯根が吸収されて短くなることがあります。特に生活に支障がない場合が殆どです。
また歯を配列した後に歯間部の骨量が足りず空隙が生じる場合や歯肉退縮などが生じることもあります。各々、成人の方の方が生じやすいです。
装置:QH(クォードヘリックス) BH(バイヘリックス) マルチブラケット
主訴:歯並びのガタガタをなくしたい
診断名:叢生
初診年令:23才6ヶ月
■治療前説明
中程度の叢生です。抜歯ケースもあり得ます。しかし検査の結果、歯の大きさと骨の大きさとのバランスは見た目ほど悪くありません。非抜歯としました。QH、BHで上あご下あごをある程度広げ、マルチブラケットにつなげました。
■治療後説明
理想に近いきれいな並び方になりました。少し骨を広げたことが良い結果につながりました。
治療期間:QH、BH拡大に約半年、その後マルチブラケットにて1年半
費用:約72万
考えられるリスク・副作用:う蝕歯がやや多かったので歯磨きに注意してもらいました。
歯を移動すると幾分か歯根が吸収されて短くなることがあります。特に生活に支障がない場合が殆どです。
また歯を配列した後に歯間部の骨量が足りず空隙が生じる場合や歯肉退縮などが生じることもあります。各々、成人の方の方が生じやすいです。
装置:プレート(移動用ネジつき) マルチブラケット
主訴:前歯が出ているのでそろえたい
診断名:上顎前突 叢生
初診年令:28才6ヶ月
■治療前説明
中程度の叢生です。抜歯ケースもあり得ます。しかし検査の結果、歯の大きさが許容範囲内、相談の結果非抜歯としました。とはいえ少し骨の大きさが足りません。そこで奥歯をプレートで後ろに下げました。下げた後はナンスで固定。その後マルチブラケットを使用しました。
■治療後説明
上の奥歯を後ろに下げるなど、ていねいな治療の甲斐がありました。
治療期間:上顎第一第二大臼歯4本の後方移動に1年、その後マルチブラケットにて3年
費用:83万円
考えられるリスク・副作用:もし奥歯が後方に移動し難い時は抜歯治療に切り替える予定でした。また、う蝕歯がやや多かったので歯磨きに注意してもらいました。
歯を移動すると幾分か歯根が吸収されて短くなることがあります。特に生活に支障がない場合が殆どです。
また歯を配列した後に歯間部の骨量が足りず空隙が生じる場合や歯肉退縮などが生じることもあります。
各々、成人の方の方が生じやすいです。
装置:QH(クォードヘリックス) マルチブラケット
主訴:歯ならび、顎への負担を軽くしたい
診断名:叢生
初診年齢:28才8ヶ月
■治療前説明
強度の叢生です。歯も大きく抜歯治療はやむを得ません。抜歯してもあごの骨の大きさが不足しそうです。そこでまずQHで骨を広げます。大人でも少しなら広がります。つぎに必要な抜歯をしましたが、虫歯の小臼歯を選んで抜歯しました。その後マルチブラケットを使用しました。
■治療後説明
きれいに並びました。各歯が相互に良く咬み、本来の機能を発揮できるようになりました。顎関節の負担も軽くなったと思われます。
治療期間:QHでの拡大に約半年、その後マルチブラケットにて2年4ヶ月
費用:79万円
考えられるリスク・副作用:う蝕歯がやや多かったので歯磨きに注意してもらいました。
歯を移動すると幾分か歯根が吸収されて短くなることがあります。特に生活に支障がない場合が殆どです。
また歯を配列した後に歯間部の骨量が足りず空隙が生じる場合や歯肉退縮などが生じることもあります。
各々、成人の方の方が生じやすいです。
装置:プレート(移動用ネジつき) マルチブラケット
主訴:前歯が重なっている
診断名:叢生 上顎前突
初診年令:27才2ヶ月
■治療前説明
普通は抜歯ケースでしょう。しかし顎の骨の大きさ、歯の大きさ、叢生の状態など色々検討すると、非抜歯でできそうです。そこでまず奥歯をプレートで後ろに下げました。その後マルチブラケットを使用しました。
■治療後説明
上の奥歯を後ろに下げるなど、ていねいな治療の甲斐があり、非抜歯できれいに並びました。
治療期間:上顎第一第二大臼歯4本の後方移動に14ヶ月、その後マルチブラケットにて2年半
費用:82万円
考えられるリスク・副作用:もし奥歯が後方に移動し難い時は、抜歯治療に切り替える予定でした。
歯を移動すると幾分か歯根が吸収されて短くなることがあります。特に生活に支障がない場合が殆どです。
また歯を配列した後に歯間部の骨量が足りず空隙が生じる場合や歯肉退縮などが生じることもあります。
各々、成人の方の方が生じやすいです。