矯正治療に年齢制限はありません

大人の矯正

あごの成長が止まった大人の矯正は、子どもに比べると歯の動く範囲が小さい、抜歯が必要となる確率が高くなる、といった制約があることは否めません。ですが、大人は「歯並びを治したい」という自らの希望で始めるので、治療への理解や治療中のケアがしっかりとでき、良い結果に満足されている方は大勢いらっしゃいます。

なお、大人でも歯と骨の大きさ、必要なおよその移動量、その際の歯や骨の示す角度等の条件などを正確に把握することによって、非抜歯での治療が可能なケースは多々あります。当院ではそのために、大人の方の場合も、子どもの治療の場合と同様に、従来の分析法のほか、パーセンタイル法など複数の分析を利用し、できるだけ正確な状態の把握に努めています。

そして、患者さんのデータから非抜歯で治療できる可能性を探り、装置の使い方などを工夫することによって、できるだけ歯を抜かずに治療することを目指します。

歯と歯周組織に問題がなければ、矯正治療は何歳からでも可能です。当院では「ていねいな診断、ていねいな治療」をモットーに「一人ひとりに合わせた科学的な分析と効果的な治療」を行っています。正しい診断や情報を得て、納得できる治療を受けるためにも、矯正専門の当院へお気軽にご相談ください。

「歯並びをきれいにしたい!」と思う理由はさまざまです

大人の矯正矯正治療を希望される理由としては、お子さんの場合より、大人の方のほうが「より深刻で現実的」と言えるかもしれません。たとえば、歯並びが悪いことにコンプレックスを感じている方や、話すときに空気が漏れてうまく発声できないなど、大人になり、対人関係が広くなればなるほど、深刻に悩んでいらっしゃる方は少なくないのです。

20代では「就職活動のために第一印象を良くしたい」「結婚式までに治したい」といった方が増えてきます。また、30代・40代になると、「子どもの手が離れて少し余裕ができたから」とおっしゃる方もいれば「子どもの幼稚園や小学校の受験の面接までに自分の歯並びをきれいにしたい」というお母さんもいらっしゃいます。

さらには、50代・60代では、矯正治療はアンチエイジングや健康寿命を延ばすことにも大きく関わってきます。そして最近では、20代・30代の男性が矯正治療を始めるケースも増えています。

欧米では、健康管理と共に、歯並びや噛み合わせを整えることは社会的ステータスの現れであり、身だしなみの一部として重要視されています。それだけに、留学先や海外出張先で歯並びの悪さを指摘されて恥ずかしい思いをした...という話も珍しくないのでしょう。そういったことから、国際化社会におけるビジネスチャンスのために矯正治療をされている方も少なくないようで

大人の矯正に使用する装置はマルチブラケットが中心です

大人の矯正大人の矯正治療の主役は、マルチブラケット装置を使用したスタンダードエッジワイズ法です。患者さんの口腔内の状況によっては、マルチブラケットによる治療を始める前に、プレートによって大臼歯を後方に移動させたりするケースもあります。

大人の場合はプレートを用いてもあごの骨の成長は望めませんが、歯を動かすために利用することは可能です。

「スタンダードエッジワイズ法」についてはこちら

矯正治療期間中の注意点

大人の矯正矯正装置を装着しているときは装置の周囲に食べカスが残りがちで、虫歯や歯周病になりやすくなってしまうのは子どもの矯正と同じです。ブラッシングや食べ物への気づかいが大切です。

まずはご相談ください

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