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2017年12月 5日

 大人の矯正治療では治療上の必要から、虫歯等の問題が無くても永久歯を抜くことがあります。
できることなら、抜歯せずに矯正治療したいのですが、症状の改善が二の次になってはやはり問題が生じます。

 特に日本人では、歯が大きい割に顎の骨が小さい方が多いので、大人の抜歯症例はどうしても多くなります。
 とはいっても、なるべく歯を抜きたくない気持ちもわかります。

 一人一人について、歯の大きさを測定し、顎の骨の大きさも可能な限り測定して、比較検討することが必要でしょう。その際、不正咬合の種類、程度ももちろん関わりを持ちます。
 いろいろなデータから、科学的な検討をできるだけ踏まえれば、必要性の程度も明らかになってきます。
 以上の結果をなるべく分かりやすく説明することも無論必要です。

 納得いく矯正治療のためには、このような努力が基礎になると思います。

2017年8月 9日

子どもの強度の上顎前突、過蓋咬合の治療は、
通常は、下顎を前に出しながら、かみ合わせを浅くしていく装置を使います。

数種ありますが、使い分けます。

効果としては、まずは歯並びが良くなるのですが、同時に気道が広がり、呼吸がしやすくなる効果もあります。
つまり歯並びを良くすることで呼吸が楽になり、酸素が十分に取り入れられるようになります。

11才は人によりますが、そろそろ身長が大きく伸びるころです。この頃までには治療に入りたいものです。でないと治療効果が上がりにくくなり、難しい治療になりかねません。

先日のご相談では、この状態でもご両親は治療開始をためらっておられました。
理由は以前、呼吸を改善して歯並びを治す、という矯正治療を受けたが、効果が上がらないのでやめた経験があるから、というのです。

呼吸改善は、矯正治療によって気道の大きさに改善が見られるのが前提です。順序が逆です。
始めの料金が安く、道具が簡易だったのが開始した理由のようでした。

何でもそうですが、矯正治療にも近道はありません。専門矯正医としては、データを元に、奇をてらわず、なすべきことを、着実に実行していくのみです。
時間も費用もそれなりにかかりますが、今まで皆様の信頼を得てきた、と感じています。

2016年11月17日

先日、ある方に質問されました。
「もうきちんと並んでいるのに、まだ時間がかかりますか」

2011 12 16mk 前.jpg2012 03 27mk 前.jpg

実は、矯正治療では、きちんと並んでから後、仕上げの時間が少し必要です。
上下の歯を更に良い位置にし、あたり方をより良くする仕事です。
上記写真の例では、およそ3ヶ月でした。

そのために入れるのが「アイデアルアーチ」と言われるワイヤーです。
アイデアルアーチ2006 09 01kaku w02.jpgアイデアルアーチ2006 09 01edgewise w04.jpg
右は拡大写真です。
断面が四角いワイヤーに凹凸を付け、更に部分毎に角度を付けます。

実は、このアイデアルアーチが、矯正治療の標準である、スタンダードエッジワイズ法の大きな特徴です。

最後のアイデアルアーチに、
そのケースで各歯に必要な位置関係、角度関係の情報を曲げ込み、
各人に取って、最も良い並び方を実現するのです。

曲げ込んだ情報を、ワイヤーから歯に接着したブラケットを通じて歯に伝え、
歯がその情報に従って微妙な動きをします。
そしてきれいな安定した歯ならびが完成します。

このため、多少の時間が必要です。普通は3ヶ月くらいでしょうか。
ちょっとの我慢をお願いします。


2016年6月 3日

上顎前突は、日本人には非常に多く見られます。

単に上の歯が出ているだけでなく、上の顎の骨に比べ、下の顎の骨が後ろ過ぎることが殆どです。

子どもの時に治療すれば、歯も抜かず、きわめてきれいに治ることが殆どです。
もちろん大人もきれいに治りますが、歯を抜くケースはやはり増えます。

使われる装置は数種類ありますが、フレンケル装置もよく使います。
家でのみ使うので、使いやすく、効果も大きい装置です。

初診は9才の男の子、大変な出っ歯ですが、ほぼ一年後には殆ど治っています。

0571 2014 03 25 ma 初診 前.jpg0571 2014 03 25 ma 初診 右.jpg
かなりの出っ歯さんです。

フレンケル装置は家でのみ使います。
お口に入れておくだけです。
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使い始めて3ヶ月くらいでほぼ十分な結果となり、使用時間を減らしてさらに10ヶ月ほど使いました。上と下の歯の前後関係が、普通になっている(気にならない)ことに気がつかれる、と思います。この自然さが矯正治療の良いところでしょう。
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2015年12月19日

2002 09 27an 上顎QH.jpg
QHは、拡大用装置として最も使用頻度が高いと思います。大人にもよく使います。

長所は、拡大効果が高いこと、歯の角度を変えうること、構造が簡単で作りやすいこと、などでしょうか。

短所は、可撤式ですので外れることがあります。放置すると折れるので外れた場合には迅速な処置が必要です。また、急速拡大装置よりはやや能力が劣ります。

総合すると、普通の症例では十分な能力を持ちますので、とても使いやすい装置です。
当院でも頻繁に使います。

2015年12月18日

MM急速拡大装置.jpg
急速拡大装置は、文字通り上顎を急速に拡大する装置です。

中学生くらいまでは、上顎の骨が真ん中で分かれており、左右に離れることができます。
その特徴を利用した装置です。

拡大する速度は、およそ二週間で5mmを超えます。
家庭で、装置の真ん中のネジを回してもらうのですが、前歯の間が広がってくるのに皆様驚かれます。広がった歯間はしばらくしてまたくっついてきます。痛みも無く、確実な良い装置です。
ひろく使われています。

問題が少し、
中心のネジが途中で壊れることがまれにあります。そうするとちょっと困ります。
あたらしい装置に換え、拡大を続けるのですが、そこまでにちょっと時間を要するのです。

すぐに作り直せれば良いのですが、その間に後戻り(縮んで)し、新装置が入らなくなります

そこで、そのまま固定しておき、数ヶ月して、開いた部分の骨化がある程度進んだところで、他の装置に変えます。そのあとは予定通り進みます。

だいたい5年に一度くらいですが、このようなことが生じます。
矯正装置としては、かなり精密な構造なのでやむを得ないかもしれません。

そこで当院も、とても良い装置ですが、ぜひ必要な場合(上顎がとても狭い場合)にのみ使う、というスタンスです。

2015年9月10日

10才で来院されました。
0523 2011 09 09ys 初診 右.jpg0523 2011 09 09ys 初診 前.jpg0523 2011 09 09ys 初診 上顎.jpg0523 2011 09 09ys 初診 下顎.jpg
奥歯の関係は上顎前突、

さらに叢生、このままでは確実に永久歯列ではガタガタが生じます。

また、過蓋咬合(咬み合わせが深すぎます)。

上顎前突は中くらい。歯の大きさは少し大きいくらい。骨の大きさはまあまあ。叢生の程度は中くらいですが、総じて何とか非抜歯で行けそうです。


使った装置は、まずはHG(ヘッドギア)にて上顎第一大臼歯を奥へ移動、
次にジャンピングプレートにて下顎を前方に持って来ます。
0523 2011 10 28ys 上顎HG.jpg0523 2014 04 22ys 上顎JP.jpg

上顎を拡大しながら、ある程度まで下顎を前に持ってくる。
ジャンピングプレートは古典的な装置で、効果はまさにある程度です。しかしこのケースでは適当でしょう。

観察期間を経て、Ⅱ期治療直前。

叢生は解消され、奥歯の上顎前突関係も過蓋咬合も解消されています。
ただ歯の間に若干の隙間が見え、歯並びが十分そろった状態ではありません。
0523 2015 09 08ys 右.jpg0523 2015 09 08ys 前.jpg0523 2015 09 08ys 上顎.jpg0523 2015 09 08ys 下顎.jpg

かなりきれいに見えます。この位ですと、Ⅱ期治療が必要かどうか、考える方もおられます。

矯正専門医としては、まずは必要と申し上げます。Ⅱ期治療を行うと、きちんとそろって見える度合いがまるで違うからです。
もちろん最終的には、ご本人とお母様に決めて頂きます。

このケースでは、Ⅱ期治療に入ることになりました。
お母様のきちんとしたい、というご希望からです。多分はっきり綺麗な感じになるでしょう。

2015年9月 5日

写真のように、強度の上顎前突(出っ歯)と叢生です。
それだけでなく、
下顎右の第一大臼歯が、欠損し、その部分に後ろの第二大臼歯と親知らずが倒れ込んできていました。
0534 2011 09 17ke 初診 右.jpg0534 2011 09 17ke 初診 前.jpg0534 2011 09 17ke 初診 下顎.jpg0534 2011 09 17ke 初診 下顎拡大.jpg

この二本の大臼歯をまず起こし、起こしながら第一大臼歯のスペースをできるだけ埋めていく計画です。
その過程で上顎前突、叢生もある程度緩和されてくるでしょう。

重なって倒れ込んできている歯を起こすのは大変です。ワイヤを入れるくらいでは、殆ど動きません。特別な方法が必要です。

始めに、右下の親知らずを起こすためにプラスチック製の装置を入れました。ネジの力である程度まで起こします。
0534 2012 02 28ke 下顎P.jpg


右下の親知らず、第二大臼歯をある程度起こしたら、
マルチブラケットを装着し、第二大臼歯と親知らずを、さらに前方に移動させつつ、起こします。

ここがさらに大変です。ゴムで引っ張ってもうまく行きません。
かなり特殊なバネワイヤを曲げて入れます。スタンダードエッジワイズ法だからこそ、の方法です。
0534 2013 02 27ke 右.jpg0534 2013 02 27ke 前.jpg0534 2012 11 23ke 下顎.jpg

右下の親知らず、第二大臼歯が、かなり前方に来て、上下歯列の関係もほぼ良くなりました。
ここで終了させます。見た目は十分ですし、上下の歯の当たり方も十分です。これ以上力をかけますと、上下の関係が崩れます。
0534 2014 07 01ke 右.jpg0534 2014 07 01ke 前.jpg0534 2014 07 01ke 下顎.jpg

残ったスペースは、保定終了後に補綴します。支台歯の平衡性も良いし、スペースも丁度です。これは簡単でしょう。


実は、当初は、下の大臼歯二本を起こした後、上の小臼歯二本を抜歯するつもりでした。
しかし、下の大臼歯を起こした結果、下顎が前に出て、出っ歯感が極めて小になり、抜歯の必要が無くなりましたl
 ご本人はもちろん、ものすごく喜んでおられました。

2015年7月26日

しばらく前ですが、治療終了しリテーナー使用中に、転勤で静岡市から紀伊半島に引っ越した方がありました。
引っ越し後一年くらいして、その方から「リテーナーを紛失した。どうしよう」とTEL頂いたのです。

リテーナー紛失時の再製作は、急ぎます。出来れば数日以内に新リテーナーを入れたいものです。

しかし紀伊半島から静岡市にリテーナー作成だけのために来られるのは、現実的ではありません。といっていきなり知らない歯科医院に飛び込むのを躊躇する気持ちも分かります。

そこでこちらで、その方の近くの矯正歯科医院を探し、連絡し今までの説明をした上でその医院に行ってもらいました。
これで、円滑に作り直しできました。その方も、先方の医院様も感謝して下さいました。

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実際使われているリテーナーの種類はそう多くありませんので、作り直し自体はそう難しい事ではありません。

ただ、リテーナーは、治療にあたった矯正医が治療全体を振り返りながら種類、材質、使用時間など、十分考えて製作します。いわば治療の仕上げです。

ですから再製作を引き受けた別の矯正医も、単なる商品の販売ではなく、後戻り防止のノウハウを製作し、治療の仕上げをお手伝いする気持ちです。

従って、欲を言えば、できるだけ今までの情報を知って作りたいと思うのです。元の矯正医から連絡があれば、安心して作り直し出来るでしょう。

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「治療終了し保定中ですが、うっかり紛失しました。治療した医院が遠方なので、こちらでリテーナーを作り直してくれますか。」こうした問い合わせが、たまにあります。

もちろん大丈夫です。大急ぎでいらしてください。
以前治療にあたった矯正医からの連絡が、無くてももちろん大丈夫です。
リテーナーの再製作は急ぎます。戻ってしまうからです。なにより大事なのは短時間でsetすることです。

なお、費用は抑えていますが、技工の費用がありますから、ある程度はかかります。

2015年7月20日

子どもの上顎前突、過蓋咬合の症例では、よくフレンケル装置を使います。フレンケルは考えた人の名前です。

 やや難しい説明になりますが、
フレンケルは機能的矯正装置の一つです。歯列の外側からの頬の圧力、内側からの舌の圧力を排除し、また口腔周囲の筋肉、神経系に働きかけ、下顎の位置を変化させます。
結果として歯列、や顎骨の望ましい成長を加速します。

フレンケルはこれら効果が最も大きい装置の一つです。
0188 2001 11 13ak FR2.jpg

見た目は写真の通り、矯正装置の中ではボリュームが大きく、構造が複雑なので作るのに費用もかかります。

第一印象としてはこんな大きくて口に入るのか、と思われるのではないでしょうか。

ところがこの装置は口の中で、唇やほっぺたの内側、舌と歯の間などを絶妙に利用し、すっぽりと収まります。もちろん子どもでも簡単に着脱できます。
0188 2001 11 13ak 前FR2.jpg

使用期間は、目に見える効果が出るのに2から3ヶ月、効果が定着するのに約半年くらいでしょうか。

痛みはもちろん皆無、家でのみの使用で十分な効果をもたらします。
歯に直接はまる部分が無いので、歯列の状態に多少変化があっても、続けて使えます。成長の激しい時期には適しています。

効果が大きいことに加え、この融通性の大きいことが、フレンケルを極めて魅力的な装置にしています。

複雑な構造なので破損率がやや高いのですが、十分修理可能なことが殆どで、作り直しは極めてまれです。耐久性も合格です。

フレンケル装置使用例を示します。かなりの程度の出っ歯さんがこれだけ改善されました。
後は、永久歯が生え揃うのを待ちます。
上の二枚が「before」、下の二枚は「after」です。
0571 2014 03 25ma 初診 前.jpg0571 2014 03 25ma 初診 右.jpg0571 2015 07 19ma 前.jpg0571 2015 07 19ma 右.jpg


実は院長の息子も小学生の時、フレンケルを使いました。
その結果、上顎前突、過蓋咬合は解消され、Ⅱ期治療は不要でした。

2015年7月10日

2005 04 17ht 拡大P.jpg
子供の矯正治療ではいろいろな装置が登場します。
上写真はその一例で拡大プレートと言います。上顎の歯列をネジで広くします。

こうした取り外し式の装置ではきちんと必要時間使ってもらうことが重要です。

子供といえども矯正治療の必要性は、ある程度理解します。治す気持ちがあれば使ってくれます。普通はそれで十分です。さほど心配することはありません。

理解がやや足りない場合、あるいは途中で飽きてきた場合などに動機付けが必要になります。

この場合、第一には理解してもらうための説明です。
ゆっくり説明すれば理解してくれます。さらにお母様と話をします。お母様自身の理解がちょっと不足の場合もあるのです。

それに加えます。
ほめたり、
良く装置を使ってくれた時にちょとした景品(当院ではサンクスシステムと呼んでいます)を提供したり。

通常は、何度か説明をして協力を求めれば十分です。子どもの理解力は結構高い、と何度も思いました。

理解し協力してくれる子でも、サンクスシステムの景品(小さな文房具)は楽しみにしてくれます。誉められれば嬉しそうです。さらなる動機づけになってるのかもしれません。

(当院のサンクスシステムは、よく使ってもらった時など下記カードを差し上げ、3枚たまるとお好みの小さな文房具setと引き替えます。小さい子はとても楽しんでくれます。)
sankusu card souti.JPGsankusu card ha.JPG

結局、モチベーション向上に、最も大事なのは、やはり理解度を高めることのようです。
景品は、ちょっとした楽しみ、と考えています。

2015年5月23日

矯正装置は壊れることがあります。もちろん性能、強度共に十分に確かめられた装置だけが生き残っていますが、それでもたまに壊れ、修理したり交換したりします。

壊れる理由は使い方、外力等様々ですが、いずれにせよ装置は本来の役目の他、壊れることによって歯を守る役目も果たします。
 つまり、間違った使い方や外力により、異常な力が歯の周囲に加わると、装置は自ら壊れショックを吸収するのです。その結果歯に加わる外力が減少し、歯は守られるわけです。

このように装置が壊れることはある面、仕方の無いことです。もちろん毎週壊れていたのでは治療になりませんので、そのバランスが重要です。
従って材質の強度、歯への接着の強さなど、考えられたそこそこの強さになっているのです。


急速拡大装置は大変な優等生です。まず故障はありません。全金属製で小さく、かつ歯の内側にsetするからでしょう。その性能はきわめて高く、確実性、安全性には定評があります。広く使われています。

先日、珍しく急速拡大装置の故障がありました。

しいて急速拡大装置の弱点を探せば、ネジ部分と歯を取り巻く金属バンド部分くらいです。といっても滅多にこわれるものではありません。

当院でもこの10年、バンド部分の破折はありませんでした。
ところが先日初めてバンドの破折が生じました。多分隣歯にバンドのちょっとした出っ張りが引っかかり、バンドが負けて破折したものと思われます。幸い特に大きな問題は生じませんでした。別の装置に換えただけです。
このように優等生の急速拡大装置でも、まれに壊れます。しかし壊れることによって近くの歯にストレスがかかることを防いだ、と考えます。

矯正装置は壊れることがあるのを前提に、壊れても治療を妨げない使い方を工夫しながら使っていきます。

2015年4月 8日

リテーナー等は半年から1年以上は使い続けます。従って個人差はありますが、汚れますので手入れは必要です。しかしリテーナー等の特に裏面は細かい凹凸が多く、なかなか清掃しにくいものです。

普通は歯磨きの時に一緒に歯ブラシできれいにする程度の方法が多いようです。でもこれだけではやはり汚れが付着し、人にもよりますが歯石様の付着が取れなくなります。
 やはり中性洗剤で洗う、などの方法も必要でしょう。ただしクレンザーや熱いお湯を使うのは装置を傷めるのでいけません。

いろいろ試しますと超音波洗浄機+中性洗剤がかなりの性能を示します。でも超音波洗浄機はやや高価で普通の家庭にはありません。
 そこでおすすめはやはりリテーナー洗浄剤です。リテーナー使用中の方が来院され、きれいに使われている場合、たいていリテーナー洗浄剤を使用されています。
 当院でも専用のリテーナー洗浄剤をなるべく安く販売するようにしています。またリテーナー、プラスチック製の矯正装置を使用開始の時にお試しで差し上げています。

2014年12月25日

ある13才のケースです。かなりの出っ歯です。
上顎の骨が狭いので、まず拡大し、それからツインブロックという子供用装置の中でも強力な装置で下顎を前に持ってくることとしました。
ツインブロックは基本的に24時間使用です。小学生なら何ともありません。
しかし13才で体格的にもかなり大きくなっているこのケースでは、装置試適の際にちょっと辛そうな表情でした。
 そこで夜のみ使用も考えましたが、昼間外したままにしておくと、拡大した上顎が後戻りし 装置が入らなくなります。そこで上顎用の簡単なプレートを即作成し、setしました。
 簡単なプレートを昼間使い、家に帰ってからはツインブロック使用です。
これで安心して強力な装置を使ってもらえるようになりました。
矯正装置の選び方、使い方はやはり一人一人の事情に合わせねばなりません。

2014年10月22日

頭にかぶるなど、口の外側の装置から、上下の歯やアゴの骨に力を伝える矯正治療装置です。
子どもだけでなく大人にも使います。治療効果が確実で大きく、時間短縮につながるので専門矯正医はよく使います。
 欠点は使用時間が短いと効果が出にくいこと。もちろん家でのみ使うのですが、寝ている間くらいの使用時間では効果が少ないのです。ただそこからある程度使用時間が増えていくと、個人差はありますが効果が出ます。
 その鮮やかな治療効果は経験が無いと実感出来ません。
慣れた矯正医は力を加減するなど工夫をしながらよく使います。

2014年10月21日

 最近は歯を動かすためのワイヤー(針金)にも白色や金色など目立ちにくいものが出てきました。但し治療の前半用だけで最後まで使えるものはありません。とにかく調査した結果、現時点では問題有りでした。
 もちろん適法ですが、安い金属材料が使われているのです。見た目はきれいですが歯を動かす能力は劣るものでした。表面の塗膜がはがれやすいこと、現在のワイヤーでも治療の前半は細く見えにくいものを使うこと、を考え合わせると、採用にはまだ時期尚早でしょう。

2014年10月16日

上顎の骨が小さく上顎を広げる処置が必要になるケースは多くあります。広げる必要量が多い場合やや問題が生じます。
 子供の場合は簡単です。拡大プレートなどの他、最も効果的な装置である急速拡大装置が使えるからです。高校生くらいまでは使えることがあります。
 大人の場合は少しやっかいです。必要量が多いと上顎の外科手術が必要になることもあるのです。ただし多くの場合はバネ装置でなんとか拡大量を確保します。

2014年10月 5日

材質からの分類はHPのQ&Aでしました。今回はワイヤー(針金)の形状からの分類です。
治療の初めのうちは、断面が丸いものを使います。太さも細めです。歯に接着されたブラケットに伝わるワイヤーの力が弱く、しかもクッションを挟んだ様になり、並びの悪い歯をそっと動かしてくれます。
 半ば過ぎからは断面が四角のワイヤーを使います。太さもより増します。ワイヤーの形どおりに、歯を動かす力がブラケットに伝わります。これで最終的な歯並びにするのです。

2014年10月 2日

大人の矯正治療では、各歯に小さな装置を貼り付けワイヤーをかける、マルチブラケット装置が主役です。
 この装置は上下の歯列に同時に使うのが基本です。上下の歯を同時に動かし、かみ合わせを作っていくのが最も早く、きれいにできるからです。
 もちろん上下どちらかに付ければ治療可能の場合もあります。しかし極めて少ないケースとお考えください。詳しくはドクターと相談されると良いと思います。

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かたやま矯正歯科 院長 片山 綱

かたやま矯正歯科
http://www.hanarabi.biz/
院長 片山 綱

【略歴】
静岡高校 卒業
早稲田大学卒業
国家公務員上級職試から公的機関
東北歯科大学 入学
神奈川歯科大学大学院 修了
鎌田歯科矯正クリニック勤務

【所属団体・資格】
歯学博士(矯正歯科学臨床)
日本矯正歯科学会認定医
Tweed Course (USA)修了
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本口蓋裂学会 他
読売ウィークリー(読売新聞社)特集「頼れる矯正歯科医650人」に選ばれる(2008年)

医院サイトはこちら
かたやま矯正歯科医院サイト