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2017年12月 5日

 大人の矯正治療では治療上の必要から、虫歯等の問題が無くても永久歯を抜くことがあります。
できることなら、抜歯せずに矯正治療したいのですが、症状の改善が二の次になってはやはり問題が生じます。

 特に日本人では、歯が大きい割に顎の骨が小さい方が多いので、大人の抜歯症例はどうしても多くなります。
 とはいっても、なるべく歯を抜きたくない気持ちもわかります。

 一人一人について、歯の大きさを測定し、顎の骨の大きさも可能な限り測定して、比較検討することが必要でしょう。その際、不正咬合の種類、程度ももちろん関わりを持ちます。
 いろいろなデータから、科学的な検討をできるだけ踏まえれば、必要性の程度も明らかになってきます。
 以上の結果をなるべく分かりやすく説明することも無論必要です。

 納得いく矯正治療のためには、このような努力が基礎になると思います。

2017年10月28日

ご相談日時同様、検査の日時は、できるだけご希望に沿うようにしております。

内容は、写真撮影、X線撮影、お口の印象(型取り)、虫歯等のチェック、顎関節のチェックなどです。所用時間は約50分。一番時間のかかるのは、お口の印象(型取り)です。

歯列の形だけでなく、出来るだけしっかりと、お口の中の形を型取りします。

そのために、トレーと呼ばれる金属の皿状の器具を使用します。
大きさは何種類かあるのですが、やはり丁度合う人とそうでも無い人があります。

合いにくい人の場合、型が取りにくく、何度か取り直す場合もあります。これによりおよそ30分くらい所要時間が伸びてしまいます。

良いお口の模型は、診断の精密化に役立ちます。
お時間を頂いて誠に申し訳ないのですが、ご協力お願いできれば幸いです。

2017年3月22日

子どもの矯正治療では、上顎を拡大する、という処置がよくあります。
歯の土台となる部分の骨を広げる処置です。

日本人は顎の狭い場合が多いので、矯正歯科では非常によく行われます。
適切に拡大されれば、それまではみ出してガタガタになっていた歯がきれいに並んできます。

見た目が良くなると共に、咀嚼の能率まで改善され、気持ちと体の健康が改善されます。

もちろん検査結果から計画し、適切な量を、適切な装置を使って行います。

今回は、急速拡大装置といわれるものの効果を見て頂きます。
初診時です。
0354 2005 12 02ak mae shosin.jpg

急速拡大装置set時。とても狭い上顎です。
0354 2006 02 17ak zyougaku kyuukaku.jpg

急速拡大装置使用後。きれいに広がりました。自然な感じです。
0354 2006 04 15ak zyougaku kyuukakugo.jpg

矯正治療終了時の上顎。きれいで自然な感じです。
また前から見た写真。とてもきれいです。
なお、下顎は広げていません。
0354 2009 12 11ak zyougaku.jpg0354 2009 12 11ak mae.jpg

残念ながら顔写真はお見せできませんが、とても良い感じの仕上がりでした。ご本人もお母様も大喜びでした。

2016年12月15日

ご相談の後、検査があります。
そして資料を分析し、診断結果及び治療方針、費用をお話します。これが診断です。

普通の場合、診断した後、治療に入るまでに、しばらく時間を要します。

まず必要な抜歯を行います(親不知、あるいは小臼歯等)。抜いた後はしばらくおきます。全体でおよそ一ヶ月くらい要します。(もちろん抜歯が無ければ、この行程はありません。)

それから、奥歯に小さなゴムリングをはさみ、歯と歯の間に0.1mm位の隙間を空ける必要があります。これに一週間。
その後、奥歯にバンドと呼ぶ金属の装置をsetします。

その後に、小臼歯、犬歯、前歯にブラケットと呼ぶ小さな装置を接着します。それが終わってから矯正用のワイヤーをsetします。

以上を経て、初めて歯が動き出します。ここまでは大体、歯を抜く場合で2ヶ月近く、歯を抜かない場合でも1ヶ月近くかかります。

診断があれば、その日にでも装置を付け、歯が動き出す、と誤解されている場合がたまにあります。実際にはこうした多少の準備期間が必要です。

もっとも矯正治療は、年単位で行うものですので、準備期間程度は誤差のうちかもしれません。

2016年11月17日

先日、ある方に質問されました。
「もうきちんと並んでいるのに、まだ時間がかかりますか」

2011 12 16mk 前.jpg2012 03 27mk 前.jpg

実は、矯正治療では、きちんと並んでから後、仕上げの時間が少し必要です。
上下の歯を更に良い位置にし、あたり方をより良くする仕事です。
上記写真の例では、およそ3ヶ月でした。

そのために入れるのが「アイデアルアーチ」と言われるワイヤーです。
アイデアルアーチ2006 09 01kaku w02.jpgアイデアルアーチ2006 09 01edgewise w04.jpg
右は拡大写真です。
断面が四角いワイヤーに凹凸を付け、更に部分毎に角度を付けます。

実は、このアイデアルアーチが、矯正治療の標準である、スタンダードエッジワイズ法の大きな特徴です。

最後のアイデアルアーチに、
そのケースで各歯に必要な位置関係、角度関係の情報を曲げ込み、
各人に取って、最も良い並び方を実現するのです。

曲げ込んだ情報を、ワイヤーから歯に接着したブラケットを通じて歯に伝え、
歯がその情報に従って微妙な動きをします。
そしてきれいな安定した歯ならびが完成します。

このため、多少の時間が必要です。普通は3ヶ月くらいでしょうか。
ちょっとの我慢をお願いします。


2016年11月 3日

先日、大人の方に質問されました。
「もう綺麗になっているのに、まだ続くんですか」

矯正治療では、終盤に入ったある時期から、見た目は変わらないのに調整が続く事があります。
何もしていないのに費用ばかりかかる、という訳ではありません。

実は、綺麗に並んだように見えても、普通はまだ上下のかみ合わせ(あたり方)が十分ではありません。
 この上下の歯のあたり方(特に大臼歯)を十分にしておかないと、外しても微妙に歯が動き、歯のすきまができたり、後戻りしたりします。

 普通は、歯ならびが綺麗に見えだしてから、上下の歯列に最後のワイヤー(理想アーチと言います)を入れ、あたり方を慣らします。ワイヤを外しても歯を動きにくくするのです

通常は3ヶ月から6ヶ月くらいかかります。


2016年7月22日

犬歯が生える年頃、10才から12才位でしょうか。
上顎で他の歯は出てくるのに、犬歯がなかなか生えてこないことがあります。

その場合、単に遅れているだけの場合が多いのですが、
まれに左写真のように、上顎骨の中で前歯に接近してくる場合があります。
前歯の根を直撃するケースです。
2016 07 22 2016 06 05 ss パントモ037 s.jpg2016 07 22 mm 001 s.jpg
この場合、そのままでは右写真のように、一番目立つ前歯の根が浸食され失われます。
すぐに前歯が抜けてしまう訳ではないのですが、非常に弱い歯になってしまいます。

一生の問題です。すぐに骨の中の犬歯の方向を、変える必要があります。


これを行うのが矯正医の仕事です。
矯正治療では見える歯だけで無く、骨の中の歯も動かすことがあるのです。
時間は半年くらいかかります。でも治療の必要性はおわかりですよね。

実際に、こうしたケースを発見し、無事犬歯の方向を変え、前歯と犬歯の両方を救った場合、
皆様とても喜ばれます。うれしいですね。


写真のように両方の犬歯が出てこない場合は少ないですが、
片方だけの場合はかなりあるように思います。

2016年7月18日

前歯が飛び出してねじれている、のが悩みでした。
0504 2011 03 23mn 初診 前.jpg0504 2011 03 23mn 初診 右.jpg
よく見ると左右の小臼歯、大臼歯の前後関係、上下のあたり方は、かなり良い。

できれば左右の良い関係を崩さずに、前歯だけ矯正したい、と考えました。
それも抜歯や前歯を削ることはしないで。

いろいろ検討すると、上顎を拡大することでスペースの足りない分を吸収し、
きちんとした固定源を確保して、前歯と犬歯だけにブラケットを付ければいけそうです。

部分矯正ですが、全体矯正に準ずる、感じです。

0504 2012 04 28mn 上顎fix.jpg0505 2012 06 05mn 前.jpg
左写真が顎を広げた時点。右写真が治療終了時です。
とてもきれいに仕上がりました。

かかった時間は11ヶ月、費用は全体矯正の半額です。
ご本人もお母様も満足そうです。

但し、前歯のねじれは再発しやすいので、保定に注意が必要です。
歯の裏側から前歯を固定する方法、を併用しました。

2016年7月16日

写真のとおり、かなりの出っ歯さんでした。上が初診時、下が終了時です。
0470 2009 09 19am 初診 前.jpg0470 2009 09 19am 初診 左.jpg0470 2012 12 04am 前.jpg0470 2012 12 04am 左.jpg
約三年で治療終了しました。
特徴的なのは、上の前歯の横の歯を抜いたこと。
強度の出っ歯さんの場合には、時々行います。
前歯の引っ込むのが早く治療期間短縮に繋がります。

問題は一つ、一応見えること。0470 2010 02 16am 前.jpg
でも写真を見て頂ければおわかりのように、装置に隠れ、そう気にする感じではありません。しかも半年くらいで間がつまり、殆ど気にならなくなります。

この方もさほど気になることは無かったと言われてました。
なにより、きっちりと出っ歯が治ったこと、これがうれしいと満足して頂けました。
とても協力的な方でした。

院長もうれしいお言葉です。

2016年7月 8日

矯正治療終了後は、リテーナーをきちんと使っていれば変化はありません。しかしリテーナーを使わなければ、大なり小なり戻ります。これが普通です。

リテーナーをきちんと使ってくれる人が大部分です。従って歯ならびに、殆ど変化の見られないことが普通です。

リテーナーをきちんと使っている人の中に、
上下の歯のあたり方が装置を外した時より、さらに緊密になっている場合が見られます。

つまり、上下の歯の咬む面のあたり方が、より精密になってくるのです。
それによりものを咬む能力が向上しています。
そう珍しい現象ではありません。よく見られます。

2016 07 08 ys bite s.jpg
写真は、リテーナーを使って二年半を過ぎた方の、咬み合わせ状態です。
上下の歯の間に柔らかいワックス板を入れて咬んでもらいました。
上下の歯がきちんと当たる部分ほど、ワックスが薄くなって光が通ります。

上下各歯の向かい合う面、が殆ど全部薄く抜けています。
この方のは、まるで歯の形をとったみたいです。

さすがにこれほどきちんと咬むことはすべてではありません。歯の形にもよります。

しかし、大方は十分に咬み合わせています。
見た目の改善はもちろん、咀嚼能力も十分に向上しています。

矯正治療の威力を見る思いでした。

今後、この方は十分な咀嚼能力を持ち、
体も心も健康な生活を送られると思います。

2016年7月 2日

かなりの叢生、歯が大きく顎骨が小さいので抜歯ケースでした。
順調に開始し、およそ3ヶ月ではみ出ていた上下の犬歯が歯列に入りました。

ところが、上の親知らずが急に前に動き出し、どうしても親知らず抜歯が必要になりました。

そこで上の大臼歯に止めの装置を入れ、かつ、
上下のワイヤを太くして、大臼歯の前方移動を止める曲げを入れ、set。
この状態で、親知らずの抜歯を口腔外科に依頼しました。

ところがここでご家庭の事情で治療中断。
一年半くらいしてから、連絡があり、治療再開することになりました。

問題は、抜歯スペースが残っているかです。

こうした場合、普通は、
抜歯したスペースは、各歯の勝手な動きで埋まってしまい、
もはや、各歯を望む方向に動かすスペースは、無いのが普通です。

ところがこのケースでは、スペースは減少してはいましたがかなり残っていました。

偶然ですが、
親知らず抜歯完了までの期間に備え(せいぜい2ヶ月)、
上下の大臼歯が前に動かないように、二重に工夫してあったことが幸いしました。
しかもそれら装置が一年以上も壊れもせず、生き残っていたことも幸いでした。

一年以上の放置でもなんとか、予定通りに治療出来るわけです。

普通は、こうしたケース(単なる放置)では、予定の治療は出来なくなります。
相当妥協した治療結果になるのが普通です。

このケースはうれしい例外です。

2016年6月16日

矯正歯科治療は、わずかの例外を除いて、保険適用はありません。
トータルではそれなりの費用がかかります。

子どもの矯正の場合、小学校くらいから始めるⅠ期治療と、
永久歯がそろってから、必要に応じて始めるⅡ期治療に分かれます。

このⅠ期Ⅱ期治療各々に、基本料金と処置費がかかってくるのが普通の形態です。

大人の矯正(人により中学生くらいから入ります)では、こうした区別はありません。

たまに、

「子どもの矯正でⅠ期治療をせずに放置し、
永久歯がはえてから矯正治療を始めれば、
Ⅱ期治療の費用だけで済むのか」

という質問を受けます。

残念ながらこれは間違いです。
普通に大人の矯正治療と同じ費用がかかります。
Ⅱ期治療はあくまで、Ⅰ期治療の結果を前提として考えるからです。

なお、どこでもそうですが、Ⅰ期治療とⅡ期治療の費用合計は、
大人の矯正として頂く費用合計と、ほぼ同じです。


子どもの矯正の意義は、治療結果がより良くなる、点にあります。
もちろん歯を抜くケースも減ります。

もし同じ人で、
Ⅰ期治療で効果を上げてからⅡ期治療で仕上げた場合と、
放置して大人の矯正だけを行った場合とでは、

Ⅰ期で骨格等を改善し、Ⅱ期治療につなげた場合の方が、
放置して大人の矯正だけで仕上げた場合より、良い結果となるでしょう。

また、子どもの矯正の場合、Ⅰ期治療だけで十分満足されるケースも多々あります。
これはお得ですね。

もし矯正治療をお考えなら、できるだけ早くご相談ください。

2016年6月10日

10才前後、小臼歯に続いて犬歯が生えてきます。普通はこれで側方歯が全部そろいます。

この時、上の犬歯が顎骨内で進む方向に異常が生じ、本来の方向ではなく、前歯の根に向かってくる例が、まれにあります。

これは大変な事態です。放置すれば前歯の根にぶつかり、前歯の根が食われてしまいます。
こうなれば前歯はもちません。少しの衝撃でぐらぐらになってしまいます。

上の前歯は一番目立つ歯であり、ものを食べるためにも大臼歯と並んで重要な歯です。
できる限り失ってはなりません。


この場合、他の治療目標は一旦棚上げし、
前歯を救うため、顎骨内の犬歯の進む方向を変えてやらねばなりません。

方法としては、
一旦、歯茎に窓を開けて犬歯の表面を出し、小さい部品を付けて牽引します。半年はかかるでしょう。

この異常は、普通なら左右犬歯のどちらかだけです。
しかしまれには左右両方の犬歯の方向に異常が見られることもあります。難しい事態です。
それでも、前歯を救わねばなりません。

矯正治療はこの場合にも大活躍です。いままでも前歯を救ってきました。

2016年6月 9日

矯正治療では、後戻り、と言うことが心配されます。

後戻りの原因は、ほぼ全部の場合、リテーナー(保定装置)の使用時間が不足したことにあります。
リテーナーをきちんと使っていれば、後戻りはまずありません。

殆どの方は、きちんと使っておられます。
ですから普通は、後戻りを心配される必要はありません。
多少不足気味でもまあ大丈夫です。

リテーナー(保定装置)の使用時間は、基本的には一日中です。(途中から寝ている間だけに縮めます。)
但し、食事等、運動、その他必要なとき(就活面接など)は外してもかまいません。
その程度で大丈夫です。従って生活に支障が生じる事はありません。


実際、当院では、この20年近く、後戻りの問題は起きていません。
保定中に全く変化が無いわけではありませんが、かなり少ない程度のものに過ぎません。

保定の必要性をきちんと説明し、納得頂いているから、
また使い安そうな保定装置を作り、setしているからと思います。
もちろん保定中も時折、チェックは欠かせません。


などありますが、根本的には、

「症状に適応したきちんとした治療」実践に努めているから、と自負しています。

つまり、きちんと検査した上で、
反対咬合では、骨格の問題があればきちんと前方牽引装置を使う。
上顎前突では、下顎が後方ならば、きちんと前に出す。
叢生では、歯の大きさ、顎の大きさをきちんと計測し、必要なら抜歯も考える。

など、治療にあたり、色々な問題点をきちんと把握し方法を考えること、に努めているから、
と思います。

ちょっと宣伝になりましたがご容赦ください。


2016年2月12日

小学校の中頃から、顎関節でパキパキ音がしていた、という高校生です。そう多いケースではありません。
一年半ほど前に来院、重度の上顎前突(出っ歯)と過蓋咬合(かみ合わせが深すぎる)が特徴です。

そのままでは、抜歯症例にしても、良いかみ合わせは取れません。
そこで下顎を前進させ、同時にかみ合わせを上げる、レジン装置(プラスチック製装置)を一年ほど使いました。これにより、顎関節への負担も減少するはずです。

 上顎の前突感は減り、見た目は改善がありました。しかし、顎関節の異音は相変わらず、横で聞いていても大きく口を開け閉めするときにパキパキ音がします。

 やむを得ず、Ⅱ期治療に向け、準備を始めたところ一ヶ月ほどして、パキパキ音が明らかに減少してきました。

ちょっと驚きました。矯正治療の場合、顎関節症状は悪くはならないにしても、短期ではあまり変化しないのが普通だからです。

もしかしたら大きな改善が可能かもしれない。そう思えるので専門の口腔外科の先生に顎関節の状態を調べ、できれば治療し回復を依頼しました。


2016年1月24日

ご相談に見えました。歯がかなり大きく、多分抜歯の必要があるでしょう。
しかし歯並びだけならば、全体にさほど難しいケースではありません。

問題は顎の関節の状態。大きくお口を開く度に異音が聞こえます。結構大きいので隣にいれば聞こえるでしょう。
多分、下顎骨の動きと、顎関節内部の関節円盤と呼ばれる部分の動きとが、協調していないのだと思います。
口腔外科で状態を調べてもらいますが、多分完治はしません。

顎関節と歯並びの関係は未だ十分に分かっていませんので、矯正治療が顎関節に良い影響を与えるのか、悪い影響をあたえるのか、現在の段階では、わかりません。

しかし矯正治療を進めるなかで、顎関節の症状が悪化することもあまり多くないのも現実です。
多くはそのままと言って良いでしょう。

従って、多少の顎関節症類似の症状があっても矯正治療に入ります。
但し、悪化することが絶対無いとは言えません。
慎重に進めるしかありません。なるべく歯を抜かない方法を採るのも、あまり顎関節に変化を与えない、と言う意味で慎重なやり方に入るでしょうか。

2015年11月27日

出っ歯さんのままだと、たまに転んで前歯を折ることがあります。
出っ歯(上顎前突)という不正咬合の害の一つです。

しかしこの場合は矯正治療が終了し、保定装置(着脱式)を使い始めて一年くらいのケースです。

前歯の関係はノーマル、出っ歯ではありません。
転んだ時、前歯を折る確率は、出っ歯時代より確実に減少しています。

ではなぜ折ったか、やはり転び方で運が悪かったとしか言えません。こういうこともあります。

処置はどうするか。
まず折れた歯の治療が第一です。一年くらい保定してあれば、保定装置は、1週間くらいはずしていても大丈夫です。まず治療しましょう。
近年の修復は材料技術とも、進歩しています。おそらく見ても分からないくらいに修復出来ます。

その後、時間があまり経たないうちに矯正医に見せて下さい。保定の状態をチェックします。

2015年8月27日

通院中の患者さんのお母様から、うれしい評判を聞きました。

「説明抜きで、「次はこれします」と言った急ぐ進め方が多いところ、
かたやま矯正歯科は、その都度、必要性、装置の説明が丁寧できちんとしてくれる、
治療結果もとても綺麗と思う。」

他の方がそう言っていた、ということを、別の方が教えてくれました。

これは本当にうれしいです。

院長が普段心がけているのは、毎回できるだけ丁寧に説明し、理解を深めてもらうことです。
お母様やご本人の理解を深めてもらえば、おのずとモチベーションが上がり、治療が円滑に進むからです。

また、長い説明を一度だけより、短くても毎回の説明の方が、何のために何をやっているのか、皆様に良く理解して頂けるのでは、と思っています。

相談(初診)の時も同じです。

単に考え得る治療を、説明するだけで無く、
その不正咬合の成り立ち(要因)から説明して、その治療を考える理由を納得して頂きます。

そして現在と今後の成長発育が治療の方法、時期に影響することも、
なるべくわかりやすく説明するようにしています。

ですから、時間もゆっくり取っています。

検査の後、データに基づく診断の時は、より詳細なお話をさせて頂きます。

ちょっと我田引水でしたが、うれしい評価を落とさないように頑張ろうと思います。

2015年8月21日

通院中の患者さんのお母様から、うれしい評判を聞きました。

「説明抜きで、「次はこれします」と言った急ぐ進め方が多いところ、
かたやま矯正歯科は、その都度、必要性、装置の説明が丁寧できちんとしてくれる、
治療結果もとても綺麗と思う。」

他の方がそう言っていた、ということを、別の方が教えてくれました。

これは本当にうれしいです。

院長が普段心がけているのは、毎回できるだけ丁寧に説明し、理解を深めてもらうことです。
お母様やご本人の理解を深めてもらえば、おのずとモチベーションが上がり、治療が円滑に進むからです。

また、長い説明を一度だけより、短くても毎回の説明の方が、何のために何をやっているのか、皆様に良く理解して頂けるのでは、と思っています。

相談(初診)の時も同じです。

単に考え得る治療を、説明するだけで無く、
その不正咬合の成り立ち(要因)から説明して、その治療を考える理由を納得して頂きます。

そして現在と今後の成長発育が治療の方法、時期に影響することも、
なるべくわかりやすく説明するようにしています。

ですから、時間もゆっくり取っています。

検査の後、データに基づく診断の時は、より詳細なお話をさせて頂きます。

ちょっと我田引水でしたが、うれしい評価を落とさないように頑張ろうと思います。

2015年7月31日

不正咬合の種類、程度は、検査分析から得られたデータで見えてきますが、
簡単かつ重要な基準として

「上下の第一大臼歯(6才臼歯)の前後関係」
があります。

2015 07 31模型6関係1s.jpg2015 07 31模型6関係2s.jpg2015 07 31模型6関係3s.jpg
模型で示しました。すべて右側の歯を写した写真です。赤い印のある歯が第一大臼歯です。

上左の写真が正常で、上下の大臼歯がこのような関係であれば治療もしやすく、時間も短くなる傾向でしょう。

上右の写真は上の第一大臼歯が前方によっています。これは上顎前突(出っ歯)の関係で、この位置関係の調整が必要です。

下の写真が、反対咬合(受け口)の場合で、上の第一大臼歯が後方によっています。やはり位置関係の調整が必要です。

不正咬合の種類、程度判断には、別の要素も大きく影響しますし、治療の難易度も上記だけでは実際には決められないのですが、一応の目安にはなると思います。

ご自分、あるいはお子さまのお口の中をご覧になって下さい。

2015年7月28日

矯正治療は長丁場です。いろいろと面倒がありそうですね。
基本的には装置が付いていること、通院しなければならないこと、が面倒です。
これはまあ仕方ないとして、それ以外には、

装置の管理:
 マルチブラケットの管理が最も面倒でしょう。特に歯みがきが面倒かもしれません。
普通の歯ブラシで十分、なるべく痛んでいないやや小さめの歯ブラシにしてください。
装置の周りを磨くつもり、歯と歯の間を磨くつもりでやってください。

一本づつ丁寧に磨きながら、次の歯に移動します。最初は面倒です。時間も普通の5倍くらいかかるでしょう。
しかし、すぐに慣れてきます。時間も短くなります。
これは皆様言われます。大丈夫です。

装置のゴムかけ:
 口の中で歯と歯の間にゴムをかけます。使用パターン、使用時間は様々です。
食事時、歯みがきの時、その他やむを得ない時には外します。

歯を動かす力は、普通はワイヤーですが、ゴムはその力の方向をコントロールします。従ってゴムをちゃんとかけないと、歯が思う方向に動きません。
きちんと使えば大丈夫です。多少サボってもまあ大丈夫です。

これも皆様、あっという間に慣れてしまい、特に大人でサボる人はまずありません。
大丈夫です。

装置が壊れたとき:
 矯正装置は、最後には外す必要があります。また外力が加わったとき自ら壊れて歯を守る必要があります。従って普通の場合でも壊れることがあります。

面倒ですが、すぐに医院に連絡し治しましょう。
放置すると歯が思わない動きをします。

口の中で痛い部分が出てきたとき:
これはほっておく人はいません。
医院に連絡しましょう。
ちょっとの処置ですぐ治るのが矯正関係の痛みの特徴とも言えます。

もちろん、矯正治療をしていない時に比べれば、面倒です。しかし、歯の動いて来るのがわかってくると面倒は感じないでむしろ楽しみになる、とおっしゃる人もいます。
ごく普通の人が、難なくこなせる内容です。心配いりません。

2015年7月27日

このケースは叢生ケース。検査結果からは、非抜歯治療も可能でした。

顎の骨の大きさも程ほどにあり。歯の大きさはちょっと大きいくらい。大臼歯の前後関係は良い。非抜歯の条件は十分です。
 しかし、この方のお顔の雰囲気からは、抜歯して口元を少し引っ込めれば相当な改善が望めそうです。本人のご希望も歯並びだけでなく、口元にもありました。

院長はなるべく歯を抜かないのですが、このような場合はまた別です。
矯正治療の大きな目的は歯の機能の改善ですが、見た目の良さを忘れてはいけません。
常にその両方を考えます。

そこで上下の第一小臼歯を抜歯してマルチブラケット装着です。

口元の変化を示します。左が治療前、右が治療後です。
0057 1999 7 18 yi s 初診 側貌.jpg0057 2002 11 25 yi s 側貌.jpg

治療後の口元の自然な変化(引っ込み方)に驚かれると思います。ものすごく喜ばれました。

2015年7月26日

しばらく前ですが、治療終了しリテーナー使用中に、転勤で静岡市から紀伊半島に引っ越した方がありました。
引っ越し後一年くらいして、その方から「リテーナーを紛失した。どうしよう」とTEL頂いたのです。

リテーナー紛失時の再製作は、急ぎます。出来れば数日以内に新リテーナーを入れたいものです。

しかし紀伊半島から静岡市にリテーナー作成だけのために来られるのは、現実的ではありません。といっていきなり知らない歯科医院に飛び込むのを躊躇する気持ちも分かります。

そこでこちらで、その方の近くの矯正歯科医院を探し、連絡し今までの説明をした上でその医院に行ってもらいました。
これで、円滑に作り直しできました。その方も、先方の医院様も感謝して下さいました。

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実際使われているリテーナーの種類はそう多くありませんので、作り直し自体はそう難しい事ではありません。

ただ、リテーナーは、治療にあたった矯正医が治療全体を振り返りながら種類、材質、使用時間など、十分考えて製作します。いわば治療の仕上げです。

ですから再製作を引き受けた別の矯正医も、単なる商品の販売ではなく、後戻り防止のノウハウを製作し、治療の仕上げをお手伝いする気持ちです。

従って、欲を言えば、できるだけ今までの情報を知って作りたいと思うのです。元の矯正医から連絡があれば、安心して作り直し出来るでしょう。

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「治療終了し保定中ですが、うっかり紛失しました。治療した医院が遠方なので、こちらでリテーナーを作り直してくれますか。」こうした問い合わせが、たまにあります。

もちろん大丈夫です。大急ぎでいらしてください。
以前治療にあたった矯正医からの連絡が、無くてももちろん大丈夫です。
リテーナーの再製作は急ぎます。戻ってしまうからです。なにより大事なのは短時間でsetすることです。

なお、費用は抑えていますが、技工の費用がありますから、ある程度はかかります。

2015年7月23日

当院は大人の矯正治療についても実績をあげています。

大人の矯正治療は、子どもと違い、成長による変化とその利用を考える事は不要です。
今の条件だけ考えれば良いのですから、楽と思われるかもしれません。


しかし上下顎の骨格、つまり歯ならびの土台の改善は難しいわけですから、歯の移動量は多くなり、ある歯を抜歯して他の歯を移動しやすくする場合も度々出てきます。このあたりを丁度良く計算するのが難しいのです。

さらに計算通り各歯を動かし、あるいは固定しておく技術は、矯正治療特有のもので、長年の経験が必要です。
また大人では歯の動く速度に個人差があり、平均的にもやや遅くなる感じがあります。

こうした点からは、大人の矯正は難しくなります。


しかし一方、治療経過についての予測が普通はしやすく、本人の協力が十分得られる、といった点からは、大人の矯正も良い治療結果が得やすい、と言えます。


結局、大人の矯正治療では抜歯ケースが増えてきますが、結果への見通しを持ちやすく、本人の協力が十分ならば、普通は良い結果が得られる、と言えるでしょう。

なお当院は大人の矯正治療でも、できるだけ歯を抜かない努力をしています。
抜歯ケースが増えるのはやむを得ませんが、歯の大きさ、顎の骨格等の諸条件を総合的に考え、見た目の良さも考えて、歯を残すことを考えます。

一例です。20代後半の方でした。
既に紹介してますが、「他では全て、上下の小臼歯4本の抜歯が必要と言われた」と治療後の感想に書かれています。
0463 2009 07 11ks 初診 前.JPG0463 2013 12 10ks 前.jpg

確かに、上左前歯の前への飛び出しはかなりの程度ですが、その一方
他の歯はかなりきれいに並んでいます。

総合するとやはり歯を抜くのは惜しい感じです。
しかし、歯を抜かずに治療するためには、上の第一小臼歯から第二大臼歯まで後ろに下げねばなりません。
きれいに並んだ歯列を、後ろに移動させるのは、総移動量が大きく技術的に大変です。ちょっと時間をかけてやってみました。良い結果になりました。

2015年7月20日

子どもの上顎前突、過蓋咬合の症例では、よくフレンケル装置を使います。フレンケルは考えた人の名前です。

 やや難しい説明になりますが、
フレンケルは機能的矯正装置の一つです。歯列の外側からの頬の圧力、内側からの舌の圧力を排除し、また口腔周囲の筋肉、神経系に働きかけ、下顎の位置を変化させます。
結果として歯列、や顎骨の望ましい成長を加速します。

フレンケルはこれら効果が最も大きい装置の一つです。
0188 2001 11 13ak FR2.jpg

見た目は写真の通り、矯正装置の中ではボリュームが大きく、構造が複雑なので作るのに費用もかかります。

第一印象としてはこんな大きくて口に入るのか、と思われるのではないでしょうか。

ところがこの装置は口の中で、唇やほっぺたの内側、舌と歯の間などを絶妙に利用し、すっぽりと収まります。もちろん子どもでも簡単に着脱できます。
0188 2001 11 13ak 前FR2.jpg

使用期間は、目に見える効果が出るのに2から3ヶ月、効果が定着するのに約半年くらいでしょうか。

痛みはもちろん皆無、家でのみの使用で十分な効果をもたらします。
歯に直接はまる部分が無いので、歯列の状態に多少変化があっても、続けて使えます。成長の激しい時期には適しています。

効果が大きいことに加え、この融通性の大きいことが、フレンケルを極めて魅力的な装置にしています。

複雑な構造なので破損率がやや高いのですが、十分修理可能なことが殆どで、作り直しは極めてまれです。耐久性も合格です。

フレンケル装置使用例を示します。かなりの程度の出っ歯さんがこれだけ改善されました。
後は、永久歯が生え揃うのを待ちます。
上の二枚が「before」、下の二枚は「after」です。
0571 2014 03 25ma 初診 前.jpg0571 2014 03 25ma 初診 右.jpg0571 2015 07 19ma 前.jpg0571 2015 07 19ma 右.jpg


実は院長の息子も小学生の時、フレンケルを使いました。
その結果、上顎前突、過蓋咬合は解消され、Ⅱ期治療は不要でした。

2015年7月18日


そろそろ夏休みです。子どもの矯正治療をお考えの方もおられると思います。

子どもの、矯正治療上の特色は主に、

永久歯がまだ生えそろっていないこと、
今後の成長による変化があること、
の二つです。
大人と違って、いわば日々変化する存在なのです。


そこで、子どもの矯正治療は、Ⅰ期とⅡ期に分けて考えるのが普通です。
Ⅰ期治療:
成長をうまく利用し、上下の顎の骨の大きさ、位置関係の改善をする。
実際に装置を使う期間は、そう長いものではありません。
つまり土台を良くすることで、永久歯を並びやすくします。

Ⅱ期治療:(必要な場合にのみ行います)
生えそろった永久歯列に問題があれば、それを改善する。
永久歯全体に装置を付け並べて行きます。

実際、Ⅰ期治療が丁寧になされれば、永久歯はそのまま綺麗に並び、Ⅱ期は不要となることはよくあります。この場合、費用も半分で済みます。
また、ある程度の問題が残っても解決し易いことが殆どです。装置を付ける期間も短くなります。


下写真はⅠ期治療で終了した一例(非抜歯ケース)です。
(上2枚は初診時、下2枚はⅠ期治療終了時)
このケースは、歯が生えそろうまで待っていたら、抜歯治療となったでしょう。
0103 2000 5 7no 初診 前.jpg0103 2000 5 7no 初診 上顎.jpg
0103 2002 08 24no 前.jpg0103 2002 08 24no 上顎.jpg


結局、こどもの矯正治療の利点は
Ⅰ期からの、成長を利用した矯正治療を、しっかり行うことにより、 

抜歯治療となることが、相当少なくなり、
かつ治療結果もより良い可能性がある。
費用は、Ⅰ期だけなら半分で済む
ことでしょう。


矯正医の側から言うと、

歯の大きさ、骨格の数値などを知る他、
個別の成長をできるだけ予測、把握しながら、
治療していかねばなりません。
それなりの経験と技術が必要です。

当院はこうした点を重視し、
身長の変化、顎の骨格のパーセンタイル表なども活用して、
より良い治療をめざしています。

2015年7月10日

2005 04 17ht 拡大P.jpg
子供の矯正治療ではいろいろな装置が登場します。
上写真はその一例で拡大プレートと言います。上顎の歯列をネジで広くします。

こうした取り外し式の装置ではきちんと必要時間使ってもらうことが重要です。

子供といえども矯正治療の必要性は、ある程度理解します。治す気持ちがあれば使ってくれます。普通はそれで十分です。さほど心配することはありません。

理解がやや足りない場合、あるいは途中で飽きてきた場合などに動機付けが必要になります。

この場合、第一には理解してもらうための説明です。
ゆっくり説明すれば理解してくれます。さらにお母様と話をします。お母様自身の理解がちょっと不足の場合もあるのです。

それに加えます。
ほめたり、
良く装置を使ってくれた時にちょとした景品(当院ではサンクスシステムと呼んでいます)を提供したり。

通常は、何度か説明をして協力を求めれば十分です。子どもの理解力は結構高い、と何度も思いました。

理解し協力してくれる子でも、サンクスシステムの景品(小さな文房具)は楽しみにしてくれます。誉められれば嬉しそうです。さらなる動機づけになってるのかもしれません。

(当院のサンクスシステムは、よく使ってもらった時など下記カードを差し上げ、3枚たまるとお好みの小さな文房具setと引き替えます。小さい子はとても楽しんでくれます。)
sankusu card souti.JPGsankusu card ha.JPG

結局、モチベーション向上に、最も大事なのは、やはり理解度を高めることのようです。
景品は、ちょっとした楽しみ、と考えています。

2015年7月 7日

マルチブラケット装置は、当然、治療終了時に外します。

外して歯の表面を綺麗にすると、見違えるような綺麗な歯並びになり、皆様感激です。

同時に、歯の型を採って、リテーナーを作りsetします。

この外す処置、リテーナーsetの間隔はせいぜい一週間以内です。
外す処置は1時間半くらい、リテーナーsetは20分くらい各々かかります。

当院では、時間のかかる外す処置は、平日のなるべく早い時間、リテーナーsetは土曜日に行う事を基本にしています。
 皆様に、最後ですからご協力くださるようお願いしていますが、大体の方は合わせてくださいます。

もっともこんな話もあります。

ある外す予定の方に同様にお願いしたところ、休暇を取ります、と快く承知して頂けました。
ところがよく聞いてみると、この4月から新入社員として就職したばかり、現在は研修中とのことです。

こちらがあわてました。入って数ヶ月、研修中の新入社員に、自己都合で休ませてしまうのはやはりまずいでしょう。
ご協力には本当に感謝いたしましたが、休日を聞き、その日に外すこととしました。

2015年7月 6日

子どもは日々大きくなっていきます。一方で矯正治療は時間がかかります。
従って、子どもの矯正治療は、現症を見るだけで無く、子どもの成長による変化を考えながら行わねばなりません。なかなか難しいのです。

子どもの矯正治療は、Ⅰ期治療と、必要な場合に行うⅡ期治療に分かれます。

Ⅰ期治療は、中学くらいまでの時期に行い、顎の骨のアンバランスを治し、前歯、奥歯が並ぶようにします。

Ⅱ期治療は、12才臼歯までそろってから、永久歯列をきちんと並べます。必要がなければ行いません。

子どもの矯正治療を考える流れは、下記のとおりです。

1.現症状の把握
出っ歯、叢生などの症状を把握します。
見た目だけで無く、模型を作成し具体的に細かく見ます。

2.骨格の特徴の把握
X線写真を分析します。多数の分析表を作成します。
歯についても個々大きさを測定し、表にします。

3.現在の成長状態と、今後の成長の傾向を把握します。
作成した分析表を元にし、現在と今後の変化を検討します。

4.総合して考えます。
現在の症状と、成長により予想される変化を合わせ考えて、問題を整理し治療方針を決めます。

5.使用装置を選択します。
色々ありますが、いずれも実績のあるものから選択します。

6.治療開始です。
さらにこのあと治療進行に従って、必要なら計画を修正して行きます。

大ざっぱに説明しましたが、かなり複雑なことをやっています。資料も多く作成します。
最初に、できるだけの準備をすることが大事と考えます。

2015年7月 5日

複数の矯正相談に行かれるのはそれなりに理解が深まり、基本的には良いと言えるでしょう。

ただ具体的な症状、治療方法、抜歯の必要性の有無など、実際については、
相談時はまだ検査データがありませんから、どの矯正医も可能性を言っているに過ぎません。
矯正治療も医療ですから、当然、検査データを見てから診断、治療方法が決まります。

不確定な話だけ聞いても、本当に矯正治療をすべきかどうか決定しきれないでしょう。

矯正治療をすべきかどうかきちんと判断するためには、具体的な治療内容につき説明を受ける必要があり、そのためには個別の検査が必要です。

検査では、歯の模型を作り、歯、顎の骨のX線写真を撮影し、口腔写真も撮影します。矯正医は、それらを分析して何枚ものデータ表を作成し、総合して治療内容を考えます。

そのための時間をとって、何枚もの資料を基にした矯正医の説明を聞いてみてください。
矯正医はなるべくわかりやすく説明いたします。

実際に治療を始めるかどうかはご自分で決めることですが、そのために必要な理解は、格段に深まると思います。

2015年6月 5日


痛みはありますかと時々聞かれます。
基本的な知識として、矯正治療に痛みは伴いません。

子どもの矯正治療では、金属、プラスチックなど多種類の装置が使われます。
いずれも痛みはありません。
痛いのをがまんして使う、など子どもに無理なことです。

子どもによく使う金属バネの装置などでは、もし歯の固定部分が外れたらバネが飛び出して痛いのでは、とのご心配を聞いたことがあります。
ご心配は要りません。バネを開き、効かせる量はほんのわずかです。数mm程度です。はずれても気がつかない場合もあるくらいです。

子どもの矯正治療は、このように安全に痛み無く行えます。

では大人の矯正治療ではどうでしょうか。
一つだけちょっと我慢をお願いすることがあります。

マルチブラケット装置を装着して、およそ一週間くらい、鈍く痛い、咬むと痛い、などの症状が出ることがあります。八割位の方でしょうか。ブラケット、ワイヤーを工夫してなるべく少なくしているのですが、やはり0にはできません。
あらかじめお知らせしておけば、難なく過ぎてしまう程度です。その後は、ほぼ大丈夫が普通です。

大人でもずっと不快な痛みが続いたのでは、やはり治療に差し支えます。そんなことはありませんのでどうぞご心配なく。

2015年5月13日


矯正治療は時間が必要です。従って治療途中での引っ越し、進学などで治療の引き継ぎが必要になる場合も珍しくはありません。当院でももちろん喜んで受け入れております。

こうした場合、
多くのケースでは、前治療方針を引き継ぎ、前装置で終了に向かいます。時間も費用も最小で済みます。
しかし、場合によりそれが出来ない場合もあります。


1.当初診断での評価に疑問符がつく場合。子どものケースに多いようです。

聞きますと矯正に向けた検査を実施していない場合が殆どです。
この場合は、ご相談のうえきちんと検査を行い、診断して必要な装置に換えます。
矯正歯科は、きちんとした結果を出してこそです。


2.マルチブラケット装置を使用しているが、大臼歯関係などに問題を生じている場合。

治療の進め方に問題を感じる場合、と本人の管理に問題がありそうな場合、とあります。
ご相談の上、必要なら検査をして治療の立て直しを図ります。
やはり矯正歯科は結果を出さねばならないからです。


しばらく前のご相談です。子どもの治療ですが、既に上下小臼歯は抜歯されマルチブラケット装置がついています。当初の検査結果は添付されていません。
妙に噛み合わせが深く、上の大臼歯が前方移動していて、このままでは進められません。

 検査をしてみると骨格のいくつかの数値が、抜歯ケースとするについて、十分な注意を要することを示していました。一方、歯はきわめて大きく抜歯の判断もあり得ます。

すべての歯の根が完成し、注意しながら適切な材質で曲げたワイヤを使っていけば、なんとかなるでしょう。
現状のまま継続しても、不十分な結果しか得られないでしょう。

結局、再治療となりました。手戻りに見えても良い結果につながり、時間もご負担もかえって軽減されると思えるからです。ご理解いただき大変感謝しております。

2015年5月 8日


犬歯が埋伏して出てこない、というケースがあります。他の歯でも埋伏歯の場合はありますが、
犬歯は、特に大事な歯なので、その埋伏犬歯をあきらめるのか、引っ張り出す(開窓牽引)のか、は矯正治療にとり大きな問題です。

重要なのは、埋伏犬歯を牽引し、歯列に参加させる場合、それらを矯正治療の治療計画の中で取り扱って行かねばならない、ということです。

使えそう、出せそうな犬歯だからと単純に犬歯の入るスペースを作り、開窓牽引しようと考えるのではなく、

スペースを作る事が必要か?に始まり(抜歯ケースとするなら要らない)
スペースをどう作るか? 
いつの時点で? 
方法は?
などを、
全体的な矯正治療方針のなかに位置づけて行かねばならないのです。

そのためには、まずは矯正治療で普通に行われる諸検査であるセファロ撮影、口腔模型の作製などをきっちり実施し、矯正の治療方針を決めることが先決です。
もちろん埋伏犬歯のx線写真等も必要です。

その中で犬歯が必要か、いつどうやって出すか、など
が決まってくるのです。


先日、ある子どもの矯正相談を受けました。既に上顎拡大してあり、少し足りないけどスペースが出来ていました。それを続けたい、埋伏犬歯を出したい、とのご希望でした。

しかし、受けた検査は、埋伏犬歯のx線写真撮影だけのようでした。

つまり矯正治療の計画を立て、その中で埋伏犬歯を扱う、という姿勢は見られませんでした。

そのケースは、大臼歯関係が良くない等骨格的問題がありそう、歯が大きそう、など抜歯ケースも考えられるものでした。その場合、埋伏犬歯をあきらめれば、全体の治療期間は確実に短くなります。
もちろん結局、非抜歯ケースとして埋伏犬歯を牽引することも十分考えられますが、

少なくとも、矯正治療全体の中で検討してから決める姿勢が必要です。


そのことを指摘し、矯正治療前の検査の必要性を言ったのですが、あまり理解してもらえませんでした。検査費用が必要なことも原因したかもしれません。

検査もせずに矯正治療を始めるのは、術者として安易と言われても仕方がないでしょう。
矯正治療は、患者さんの人生を左右することもある医療です。
出来るだけの資料を検討し、納得できる計画で開始するべきでしょう。

2015年4月26日

T様(反対咬合 骨格性)
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Y様(反対咬合 骨格性)
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治療後、Y様(初診時10才)のお母様が嬉しそうに、そして真剣に、私に言われたお言葉は忘れられません。
「ここまで治るなんて、思ってもいませんでした」

T様(初診時10才)のお母様も、治療が進むにつれ、表情がどんどん柔らかくなり、お喜びでした。Ⅱ期治療が終わった時の、ご本人の本当に嬉しそうなお顔は記憶に残ります。

お二方とも十分なご協力をいただきました。有り難うございます。


「子供の反対咬合(骨格性)治療について 解説」

1.反対咬合(受け口)の性質

多くは骨格性です。
上の顎の成長が悪く、下の顎の成長が旺盛、というアンバランスが要因です。


2.成長発育の特徴から自然治癒は期待できず、治療は急ぐ

上の顎の成長発育は大体10才前に終了し、その後は下顎がさらに成長する、という特徴から、放置した場合、自然に治ることは普通予想できません。

 反対咬合の治療開始は、不正咬合のなかでも急ぎます。


3.治療方法

① Ⅰ期治療
上顎の成長を加速し、下顎の成長を抑えて、発育のバランスを良くします。

実はこの時期の治療方法が極めて重要です。
「前方牽引」法を用いますが、そのとき

*出来るだけ前歯を利用する牽引法を用いること
が重要です。

得られる結果が、大臼歯からの牽引法よりかなり良く、従って後戻りの心配も減ります。力の調節、牽引の方向など経験が必要ですが。

② Ⅱ期治療
バランスの改善された上下顎に永久歯をきちんと並べます。

③ 治療期間
Ⅰ期治療(左の写真から中央の写真まで)で半年から約1年位、

観察期間の数年ををはさんで、永久歯がそろったら、

Ⅱ期治療(右の写真は終了時)に入りました。約1年半くらいでしょうか。

どちらも装置を付ける期間は、そんなに長い訳ではありません。

4.その変化は相当なものです。写真でくらべると分かりますが。

2015年4月17日

お母様方のご心配の一つに子供が途中でいやになったら困る、ということがあります。
結論を言えば、まずないと言って良いでしょう。
 
子供と言えども出っ歯、反対咬合など不正咬合は理解できます。気にしてます。
それがだんだん治ってきます。痛いこともなく。
それがモチベーションになり、続けられるのです。

また子供の矯正治療は、殆どの装置で数ヶ月から半年くらいで効果が見えてきます。その後は結果を保つ、すなわち保定に時を使うことが多いのです。保定の間に他の歯が生えて来ます。

2015年3月27日

矯正治療が終了した後、リテーナー(保定装置)を使い保定することが必要です。
大変楽な期間ですが、普通数年は保定しますので、付け外し等それなりの面倒はあります。
効果は大きく、面倒は少なく、というわけで保定装置が考案されてきました。

硬質プラスチック製でいくつかの金具を歯にかけて使うタイプがあります。着脱式です。
保定効果は一番高く、かつ取り外しもしやすく清掃、耐久性にも優れているので、非常によく使われます。プレートタイプと言われます。

透明な薄いプラスチック製で歯にかぶせるタイプがあります。これも着脱式です。
クリアリテーナーなどと言われます。保定力、耐久性、清掃性で劣りますが、やはり使いやすく安く簡単に作れるので、これもよく使われます。

歯の裏側から、接着剤で貼り付けるタイプがあります。これは固定式です。
使用感は殆ど無く、簡単で良いのですが、取れやすく、それに気がつかない場合後戻りをさせてしまう危険があります。信頼性が足りないのです。
 また、保定力が弱く場合により、使えないケースがあります。

以上が殆どです。プレートタイプが一番多く、次がクリアリテーナータイプ、固定式はずっと少なくなります。

2015年3月14日

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マルチブラケット装置では、装置の一部にフックを付け、それらの間でゴムをかけてもらいます。使う時間は寝ている間から24hまで色々です。
 その役目は、ワイヤーの力に方向性を付けるため、力を追加するため、上の顎と下の顎を関係付けるため、など様々です。
 矯正治療はこのゴム無しではうまくいきません。この意味で矯正治療は患者さんのご協力無しでは成立しないのです。

 当然ですが、医療はすべて、医院に通えば出来る訳では無く、薬の適正な服用など患者さんのご協力が必要です。
 
矯正では装置を使い、ゴムを使い、キチンと歯磨きするご協力が不可欠です。素晴らしい仕上がりになるように、ぜひご協力お願いいたします。

2015年3月13日

痛がり、恐がりの子は時々います。矯正相談でお母様がそれを心配されることがあります。
 矯正治療では、お口の型を取ることに始まり、いろいろな装置をお口に入れるのですからただでさえ痛がり、恐がりの子が治療を出来るのか、と心配されるお気持ちはよくわかります。

 実際に治療できなかった事はありません。初診時で怖がった子でも痛いことはない、とすぐに理解できるのです。
 もちろん、初診時から慎重に接する注意は必要です。無理に口を開けさせたりしないようにします。そうすることで信用が得られるようです。

元々、特に子供のⅠ期治療では痛いことは皆無と言って良いでしょう。痛みを我慢して矯正治療をする、と言うことはあり得ないのです。
 Ⅰ期治療で良く使う装置として拡大装置があります。歯に装置を付けて顎の骨を拡大します。固定式のバネ装置、プラスチック製の取り外し式などありますが、いずれも痛みは普通ありません。痛くないままきれいに顎の骨は広がります。

ついでに言うと、装置を付けるにあたってのお母様の心配は普通は、話をしづらくならないか。ちゃんと食事できるのか、などに集中します。

 これも心配要りません。子供の順応力は驚くべきもので装置をつけた時点で「別に邪魔で無い」との答えがほぼ全部です。
 その後も素直に使ってくれる子が殆どです。痛くもないし、特に邪魔でも無いのですから。

2015年3月11日

矯正治療の効果の一つに、噛む能力が向上して、胃腸の負担を減らすことが言われます。
実際には長期的に変化しますので分かりにくいのですが、今までに、

ある大人の方から「矯正治療をしてから胃をこわすことが減った」、
あるお母様から「一期治療後、子供がおいしいと言って何でも食べる様になった」などの感想を頂いた事があります。

歯ならびがきれいになって喜ばれるのはもちろんですが、このようなご感想も大変嬉しいものです。
矯正治療は、見た目はもちろん、お口の健康を回復し、気持ちと体の両方の健康を促進する医療ですから。


ある大人の例は
0223 2002 05 07kh 初診 上顎.jpg0223 2004 09 06kh 上顎.jpg0223 2004 09 06kh 前.jpg

2015年3月 9日

0107 2007 02 20 no 前s.jpg0107 2000 6 14 no 初診 右s.jpg 
虫歯や歯周病のリスク低下、噛む能力向上による胃腸負担軽減、発音改善、脳血流増加等々、体の健康への効果が言われます。

 しかし気持ちの健康の改善は重要な効果です。
歯ならびが良くなると、気持ちが明るくなり、日々の行動に積極性が増すとよく言われます。とても良いことですね。

 以前、高校生から大学生にかけてある出っ歯さんを治療しました。
治療が終わる頃には持ち前の性格もあり、勉強にお付き合いに誠に積極的な人となり驚かされました。その後就職していい社会人になりました。
 かなりの出っ歯さんでしたから治療したことの良い影響は大きかったと思います。
 
 追加ですが、この方は他で上の歯二本を抜歯の必要がある、と言われ、それがいやで当院に見えました。

当院では検査の結果、歯を抜かずに治療でき喜ばれました。
検査結果をよく検討すれば歯を抜かずに治療できるケースは結構あります。
 特に中学生、高校生の矯正では。

2015年3月 6日

矯正歯科は予約制です。

というのは矯正治療では内容による治療時間の差が大きく(10分くらいから1時間以上のことも)、
しかも次回の内容を予測しやすく
予約制にすればほとんどのケースでお待たせしないで済むからです。

もちろん急患は随時受け付けですがそれでも時間予約いただければ、お待たせすることはきわめて少なくなります。

 逆に予約制で無い場合、偶然時間のかかる方が重なると待ち時間が長くなりすぎ、かえってご迷惑と思われます。

 ちょっと面倒ですが時間を決めて頂き、お待ち頂く時間を最小にするようにしています。御協力をお願いいたします。

2015年1月21日

代表的なのは歯周病の場合ですが、他に歯内部の神経に細菌が感染し、それが歯根の先から漏れ出て骨に空洞が出来ている場合があります。時々あります。
 骨に空洞が出来ている場合は、まず歯の神経を処置し感染を止めて、周囲の骨の充実を待ちます。もちろんこうした処置は専門の先生にやってもらいます。これが結構時間がかかります。うまくいかないケースも少なくありません。
 しかし先日のケースは、約半年でかなりの骨充実が見られました。もう少しおけば矯正治療に入れそうです。うれしい来院でした。

2014年11月23日

矯正歯科はすべて予約制です。来院される方をお待たせしないため、時間を有効に使うためです。ただ普通の生活時間は皆様そう変わりません。当院も平日の夕方4時から6時半くらいと土曜日に予約が集中し、申し訳ないのですが、どうしても少しお待たせする場合が出てきます。
当院では、午後は2時からと早めにしています。例えば3時予約などでご利用頂けるとかなりゆったりと時間が使えます。
また平日午前中の診療時間、日曜日の診療時間を残してあります。また内容によっては朝、夜など時間外に予約をお取り頂けることもあります。費用は変わりません。意外と融通が効くのです。 

2014年11月 6日

 できるだけ歯を抜かないで矯正治療をしたいものです。でもやはり可能な場合とそうでない場合があります。
 歯の大きさと並び方、顎の骨の大きさや上下の位置関係、成長発育、など多くの要素を考えます。
 当然ながら一番重視するのは、やはり成長発育でしょうか。大人と子供、高校生と小学生ではやはり可能な範囲が大分違います。
 また歯が大き過ぎないこと、上下の顎の骨のバランスも重要です。
 一人一人で重視すべきことは微妙に異なります。検査データは大事ですが、矛盾することもあります。

2014年10月29日

子供の矯正治療は、骨格の改善が主の一期治療と、永久歯の歯ならびをマルチブラケット(ワイヤ装置)で完成する二期治療に分かれます。
 一期で歯ならびがほぼ出来てしまえば二期治療は不要となりますが、多くの場合は二期が必要となります。
 ただしこの場合でも、一期治療が十分であれば、二期治療のマルチブラケットの所要期間はぐっと短くなり、費用は一期治療とほぼ同じ。
ですからかなり割安です。
 中には本人が面倒がって二期に入らないケースもあります。
もったいないことです。

2014年10月19日

上の顎が狭すぎ、上奥歯が下奥歯より内側に入っている場合などが典型です。拡大の必要が生じます。
 特殊なケースでは、急速拡大装置をつけ、外科手術により上顎の真ん中を切ってから大きく広げます。しかしこれは大変です。
 大人でも少しは拡大ができます。普通はQHという金属のバネ装置を使います。安全性の高い装置です。ただ子供は最初から装着感が殆ど気にならないのですが、大人は食物が引っかかる、やや発音がし難いなど、しばらく気になることがあります。

2014年10月13日

 矯正相談の時、症状と可能な治療方針の概略をお話します。しかしこれらは当然ながら可能性に過ぎません。
 殆どの不正咬合は、いろいろな症状が複合しています。目につく症状が最重要とは限りません。矯正治療ではx線でわかる骨格のデータ、個々の歯及び歯列の状態、子供では成長発育状態の数値、などの検査データを得て初めて具体的な症状を確定し、治療方針を出すことができます。

2014年10月 9日

やはりある程度の時間は必要です。子供の矯正治療では成長期を利用し顎の骨格の大きさ、位置関係のできるだけの改善をまず行う、大人の矯正治療では歯を適切な位置まで動かす、のですが、どちらも人間の体の自然な反応速度以上にはなりません。個人差も大きいのです。悩ましいところです。
 しかし治療側としては治療期間はできるだけ短くしたいのです。装置の選択でも治療中もこの点大いに気を使います。歯を抜く、抜かないの判断でも時間も考えています。

2014年10月 5日

 歯を動かす時ある程度の力を加えます。これにより歯にわずかにストレスが加わります。このストレスが連続的になると歯の健康にあまり良くないと言われます。
 一ヶ月の間をとりますと最初の二週間くらいで歯が動きます。次の二週間くらいはお休みでたまったストレスを解放します。昔からこのように言われ実践されてきました。また、一ヶ月の間隔は人の生活習慣としても大変取り入れやすいことも理由と言われます。

矯正治療
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かたやま矯正歯科 院長 片山 綱

かたやま矯正歯科
http://www.hanarabi.biz/
院長 片山 綱

【略歴】
静岡高校 卒業
早稲田大学卒業
国家公務員上級職試から公的機関
東北歯科大学 入学
神奈川歯科大学大学院 修了
鎌田歯科矯正クリニック勤務

【所属団体・資格】
歯学博士(矯正歯科学臨床)
日本矯正歯科学会認定医
Tweed Course (USA)修了
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本口蓋裂学会 他
読売ウィークリー(読売新聞社)特集「頼れる矯正歯科医650人」に選ばれる(2008年)

医院サイトはこちら
かたやま矯正歯科医院サイト