子どもの反対咬合(受け口)について
子どもの反対咬合、このテーマについては何度も書いています。
1.
一番重要なのは、適切な時期を失わないことです。、おおむねギリギリでも11,12才くらいまでに始めたいものです。もっとも子どもによってかなり違いはあります。
子どもは日々成長します。どんどん変化します。
その成長発育をできるだけデータでつかみ、適切な時期に治療開始し、適切な時期に治療方法を選択していくことは、経験を積んだ矯正専門医の得意とするところです。
2.
反対咬合の殆どは、下の顎の骨に比べ、上顎の骨の大きさが小さすぎる事にあります。
ですからまずは検査して、アンバランスの程度を調べる必要があります。
3.
次に適切な治療方法を選択することです。
現在は、前方牽引という方法が普通となっています。極めて安全な装置です。もちろん痛みはありません。
そのなかでも、奥歯から牽引するのか、前歯から牽引が良いのか、データを見て決めねばなりません。
4.
また、治療開始にあたり、大抵の症例では上顎を拡大する必要があります。その必要性、適切な装置を決めねばなりません。
5.
治療期間については、できるだけ短期決戦とすべきです。
前方牽引装置はきちんと使えば、半年以内で大きな変化が出ます。
6.
このようになされた治療では、いわゆる後戻りはほぼ無い、と言っても過言ではありません。
かたやま矯正歯科では、子どもの反対咬合治療は数多く行ってきています。お母さん方の喜ぶお顔は、いつも嬉しいものです。