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2017年2月14日

先だってのご相談で、反対咬合(7才)の男子がお見えになりました。

5才ころから、ある地で口腔内にプラスチックの装置を入れ、治療していたそうです。
でも、およそ1年以上経っても改善が見られない、ので気になる、とのことです。

見ますと、明らかな骨格性の反対咬合です。それも結構厳しい症状です。というのは、
反対なだけでなく、下顎が下方向に成長しています。
反対咬合でかつ、開咬(上下の歯が離れてくる)の方向に向かっているようです。

もちろんデータを採って、分析しないと正確には分かりませんが。

骨格性反対咬合は、「前方牽引装置」という外側からの装置を適切に、しかも年齢的に早めに使っていかないと治りません。

その一方、早めに適切に使えば、ほぼ十分な治療結果が得られます。

こうした判断と治療は、矯正治療について十分な経験を積んだ専門医にしかできません。

同伴されたお母様には、
症状はなかなか厳しいこと、
口腔内に入れておくだけの装置で治療出来るケースではなく、前方牽引装置を使うべきこと、
年齢的にまだ間に合うが、急ぐこと、

など説明しました。

どの程度理解頂けたかは分かりませんが、無言でお帰りになりました。


骨格性の反対咬合を治し、喜ばれたケースは、多数あります。
「ここまで治るとは思わなかった」と喜ばれたお母様もおられます。

HPにもいくつかの治療例を掲載いたしております。

時期と方法さえ間違わなければ、骨格性反対咬合も十分治せます。
ご相談ください。

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かたやま矯正歯科 院長 片山 綱

かたやま矯正歯科
http://www.hanarabi.biz/
院長 片山 綱

【略歴】
静岡高校 卒業
早稲田大学卒業
国家公務員上級職試から公的機関
東北歯科大学 入学
神奈川歯科大学大学院 修了
鎌田歯科矯正クリニック勤務

【所属団体・資格】
歯学博士(矯正歯科学臨床)
日本矯正歯科学会認定医
Tweed Course (USA)修了
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本口蓋裂学会 他
読売ウィークリー(読売新聞社)特集「頼れる矯正歯科医650人」に選ばれる(2008年)

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