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2016年6月16日

矯正歯科治療は、わずかの例外を除いて、保険適用はありません。
トータルではそれなりの費用がかかります。

子どもの矯正の場合、小学校くらいから始めるⅠ期治療と、
永久歯がそろってから、必要に応じて始めるⅡ期治療に分かれます。

このⅠ期Ⅱ期治療各々に、基本料金と処置費がかかってくるのが普通の形態です。

大人の矯正(人により中学生くらいから入ります)では、こうした区別はありません。

たまに、

「子どもの矯正でⅠ期治療をせずに放置し、
永久歯がはえてから矯正治療を始めれば、
Ⅱ期治療の費用だけで済むのか」

という質問を受けます。

残念ながらこれは間違いです。
普通に大人の矯正治療と同じ費用がかかります。
Ⅱ期治療はあくまで、Ⅰ期治療の結果を前提として考えるからです。

なお、どこでもそうですが、Ⅰ期治療とⅡ期治療の費用合計は、
大人の矯正として頂く費用合計と、ほぼ同じです。


子どもの矯正の意義は、治療結果がより良くなる、点にあります。
もちろん歯を抜くケースも減ります。

もし同じ人で、
Ⅰ期治療で効果を上げてからⅡ期治療で仕上げた場合と、
放置して大人の矯正だけを行った場合とでは、

Ⅰ期で骨格等を改善し、Ⅱ期治療につなげた場合の方が、
放置して大人の矯正だけで仕上げた場合より、良い結果となるでしょう。

また、子どもの矯正の場合、Ⅰ期治療だけで十分満足されるケースも多々あります。
これはお得ですね。

もし矯正治療をお考えなら、できるだけ早くご相談ください。

2016年6月10日

10才前後、小臼歯に続いて犬歯が生えてきます。普通はこれで側方歯が全部そろいます。

この時、上の犬歯が顎骨内で進む方向に異常が生じ、本来の方向ではなく、前歯の根に向かってくる例が、まれにあります。

これは大変な事態です。放置すれば前歯の根にぶつかり、前歯の根が食われてしまいます。
こうなれば前歯はもちません。少しの衝撃でぐらぐらになってしまいます。

上の前歯は一番目立つ歯であり、ものを食べるためにも大臼歯と並んで重要な歯です。
できる限り失ってはなりません。


この場合、他の治療目標は一旦棚上げし、
前歯を救うため、顎骨内の犬歯の進む方向を変えてやらねばなりません。

方法としては、
一旦、歯茎に窓を開けて犬歯の表面を出し、小さい部品を付けて牽引します。半年はかかるでしょう。

この異常は、普通なら左右犬歯のどちらかだけです。
しかしまれには左右両方の犬歯の方向に異常が見られることもあります。難しい事態です。
それでも、前歯を救わねばなりません。

矯正治療はこの場合にも大活躍です。いままでも前歯を救ってきました。

2016年6月 9日

矯正治療では、後戻り、と言うことが心配されます。

後戻りの原因は、ほぼ全部の場合、リテーナー(保定装置)の使用時間が不足したことにあります。
リテーナーをきちんと使っていれば、後戻りはまずありません。

殆どの方は、きちんと使っておられます。
ですから普通は、後戻りを心配される必要はありません。
多少不足気味でもまあ大丈夫です。

リテーナー(保定装置)の使用時間は、基本的には一日中です。(途中から寝ている間だけに縮めます。)
但し、食事等、運動、その他必要なとき(就活面接など)は外してもかまいません。
その程度で大丈夫です。従って生活に支障が生じる事はありません。


実際、当院では、この20年近く、後戻りの問題は起きていません。
保定中に全く変化が無いわけではありませんが、かなり少ない程度のものに過ぎません。

保定の必要性をきちんと説明し、納得頂いているから、
また使い安そうな保定装置を作り、setしているからと思います。
もちろん保定中も時折、チェックは欠かせません。


などありますが、根本的には、

「症状に適応したきちんとした治療」実践に努めているから、と自負しています。

つまり、きちんと検査した上で、
反対咬合では、骨格の問題があればきちんと前方牽引装置を使う。
上顎前突では、下顎が後方ならば、きちんと前に出す。
叢生では、歯の大きさ、顎の大きさをきちんと計測し、必要なら抜歯も考える。

など、治療にあたり、色々な問題点をきちんと把握し方法を考えること、に努めているから、
と思います。

ちょっと宣伝になりましたがご容赦ください。


2016年6月 6日

日本人には不正咬合が多く、70-80%の人に、程度は様々ですが、
何らかの不正咬合が見られる状態です。

日本矯正歯科学会では2012年に、不正咬合の具体例を示したパンフ、を発行しています。

以下の写真です。不正咬合の具体例が、わかりやすく写真付きで解説してあります。

A4サイズのパンフにして、当院の入り口にも置いてあります。ぜひお持ちください。

2012 04日矯パンフ原稿1 A4 s.jpg2012 04日矯パンフ原稿2-1 s.jpg


2016年6月 5日

長くやっているとたまにこういうこともあります。
信頼してわざわざ来院頂いたのですから、嬉しい限りです。

記録を見ると、16年ほど前に、Ⅰ期治療(子どもの矯正)を終了していました。
普通、すぐにⅡ期治療(永久歯列での治療)に入ります。もちろんⅡ期治療が必要な場合ですが。

この例は、Ⅰ期治療で顎の拡大、下顎骨の前方への移動を行いました。
Ⅱ期治療では抜歯してマルチブラケットの予定でした。

問題は、当時保定不十分なのに、16年経ってⅠ期治療の結果が残っているか、です。結論的に言うと7割は残っていました。

初診時の写真(子どもの時ですが)の特徴と比べると、上顎の幅、下顎の位置など明らかに改善が見られます。特に下顎の位置が、ほぼ良い位置で戻っていないことは、嬉しいことです。

これならⅡ期治療(永久歯列、マルチブラケットを使う治療)もかなり容易です。
何よりこの状態からなら、さらに良い結果が望めます。

最も、虫歯、歯周病その他、大人の矯正治療に特有の問題は注意しなければなりません。

2016年6月 3日

上顎前突は、日本人には非常に多く見られます。

単に上の歯が出ているだけでなく、上の顎の骨に比べ、下の顎の骨が後ろ過ぎることが殆どです。

子どもの時に治療すれば、歯も抜かず、きわめてきれいに治ることが殆どです。
もちろん大人もきれいに治りますが、歯を抜くケースはやはり増えます。

使われる装置は数種類ありますが、フレンケル装置もよく使います。
家でのみ使うので、使いやすく、効果も大きい装置です。

初診は9才の男の子、大変な出っ歯ですが、ほぼ一年後には殆ど治っています。

0571 2014 03 25 ma 初診 前.jpg0571 2014 03 25 ma 初診 右.jpg
かなりの出っ歯さんです。

フレンケル装置は家でのみ使います。
お口に入れておくだけです。
0571 2015 07 19 ma FRⅡ.jpg0571 2014 05 17 ma FR2前.jpg

使い始めて3ヶ月くらいでほぼ十分な結果となり、使用時間を減らしてさらに10ヶ月ほど使いました。上と下の歯の前後関係が、普通になっている(気にならない)ことに気がつかれる、と思います。この自然さが矯正治療の良いところでしょう。
0571 2015 12 20 ma 前.jpg0571 2015 12 20 ma 右.jpg


2016年6月 2日

開咬はそう多くは無いのですが、目立つ不正咬合です。

実際、
普段から口が開いているだけでなく、

前歯でうどん、パスタなどかみ切れず、横の歯でかむため見た目が悪い、
と気にするお母様は、多くおられます。

なるべく早い内にできるだけ治して置きたいものです。
治療は、矯正治療の中でもやや難しい部類と言えるでしょう。

開咬は、多かれ少なかれ舌の動きが原因の一つです。
治療装置としては、タングクリブがよく使われます。タングクリブはかなり昔から存在する装置で極めて安全な装置です。

タングクリブには、プラスチックでできた着脱式のものと、上の歯に固定する形式のものがあります。

治療例です。かなりの開咬です。下の写真は、上が初診時、下がおよそ10ヶ月後です。
0583 2014 07 29 ri 初診 前.jpg0583 2015 05 23 ri 前.jpg

使ったクリブは、プラスチックのものと、ワイヤでできた固定式の二種類です。
どちらも上の前歯の後ろに、柵のような細い金属の棒が見えるでしょう。
これがクリブです。
これで食事などできるのか、と思われるかも知れませんが、それは大丈夫です。
0583 2014 09 13 ri タングクリブ.jpg0583 2015 04 25 ri 上顎クリブ付パラタルバー.jpg

食事が普通にできるようになった、とお母様が喜んでました。後しばらくは続けます。

2016年6月 1日

最近水曜日に、院長の仕事出張が多くなっています。
ご不便をおかけし、大変申し訳ありませんが、ご容赦ください。

火曜日は従来通り、診療しております。
また、金土日も従来通りです。
 ご相談は、随時です。ご都合のよろしい時をTEL等でお教え下さい。

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かたやま矯正歯科 院長 片山 綱

かたやま矯正歯科
http://www.hanarabi.biz/
院長 片山 綱

【略歴】
静岡高校 卒業
早稲田大学卒業
国家公務員上級職試から公的機関
東北歯科大学 入学
神奈川歯科大学大学院 修了
鎌田歯科矯正クリニック勤務

【所属団体・資格】
歯学博士(矯正歯科学臨床)
日本矯正歯科学会認定医
Tweed Course (USA)修了
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本口蓋裂学会 他
読売ウィークリー(読売新聞社)特集「頼れる矯正歯科医650人」に選ばれる(2008年)

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