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2015年9月16日

中学生の男子、かなり大柄ですが、まだ少し成長しているようです。
(切端咬合とは、口を閉じた場合、上下の前歯が重なり合わず、先端で当たる場合、を言います。)


このケースは、切端咬合という見かけの後ろに、
骨格性の反対咬合傾向と、骨格性の開咬傾向が存在しているケースです。

お母様は、切端咬合が一番気になるようでした。
そして装置を付け、ワイヤを入れれば治るもの、と簡単に考えておられたようです。

しかし、切端咬合を起こしている原因の、骨格性の反対、開咬の症状はかなりやっかいです。

このケースもただワイヤを入れたらそのまま反対咬合に移行し、抜歯ケースか外科併用の矯正を考えるしか無くなるでしょう。


まずは、きちんとした検査が必要です。
その結果を踏まえて、

抜歯ケースとして治療するか。

拡大、前方牽引を行って、前歯の重なり合う状態を確保し、非抜歯をねらうか。
この方法は、中学生でも過去に例があります。

外科手術を併用した矯正治療とするか。

でしょう。

どの方法も慎重にデータを評価し、選択、実行しなければなりません。ただ状態から見て、外科併用はおそらく選択しなくて済むでしょう。


以上を説明しました。お母様はちょっと落胆されたようです。
しかし本人の症状とその治療は、説明したとおりです。

 大人になるまで待って矯正治療をするより、中学生の今、矯正治療を開始する方が、治療上の困難も少なく、結果もはっきり良いと思われます。

そういう意味では、もう待ったなしです。良い選択をされることを願います。

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かたやま矯正歯科 院長 片山 綱

かたやま矯正歯科
http://www.hanarabi.biz/
院長 片山 綱

【略歴】
静岡高校 卒業
早稲田大学卒業
国家公務員上級職試から公的機関
東北歯科大学 入学
神奈川歯科大学大学院 修了
鎌田歯科矯正クリニック勤務

【所属団体・資格】
歯学博士(矯正歯科学臨床)
日本矯正歯科学会認定医
Tweed Course (USA)修了
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本口蓋裂学会 他
読売ウィークリー(読売新聞社)特集「頼れる矯正歯科医650人」に選ばれる(2008年)

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