不正咬合の種類、程度 簡単な自己診断法
不正咬合の種類、程度は、検査分析から得られたデータで見えてきますが、
簡単かつ重要な基準として
、
「上下の第一大臼歯(6才臼歯)の前後関係」
があります。
模型で示しました。すべて右側の歯を写した写真です。赤い印のある歯が第一大臼歯です。
上左の写真が正常で、上下の大臼歯がこのような関係であれば治療もしやすく、時間も短くなる傾向でしょう。
上右の写真は上の第一大臼歯が前方によっています。これは上顎前突(出っ歯)の関係で、この位置関係の調整が必要です。
下の写真が、反対咬合(受け口)の場合で、上の第一大臼歯が後方によっています。やはり位置関係の調整が必要です。
不正咬合の種類、程度判断には、別の要素も大きく影響しますし、治療の難易度も上記だけでは実際には決められないのですが、一応の目安にはなると思います。
ご自分、あるいはお子さまのお口の中をご覧になって下さい。