矯正治療中の困ったこと
矯正治療は長丁場です。いろいろと面倒がありそうですね。
基本的には装置が付いていること、通院しなければならないこと、が面倒です。
これはまあ仕方ないとして、それ以外には、
装置の管理:
マルチブラケットの管理が最も面倒でしょう。特に歯みがきが面倒かもしれません。
普通の歯ブラシで十分、なるべく痛んでいないやや小さめの歯ブラシにしてください。
装置の周りを磨くつもり、歯と歯の間を磨くつもりでやってください。
一本づつ丁寧に磨きながら、次の歯に移動します。最初は面倒です。時間も普通の5倍くらいかかるでしょう。
しかし、すぐに慣れてきます。時間も短くなります。
これは皆様言われます。大丈夫です。
装置のゴムかけ:
口の中で歯と歯の間にゴムをかけます。使用パターン、使用時間は様々です。
食事時、歯みがきの時、その他やむを得ない時には外します。
歯を動かす力は、普通はワイヤーですが、ゴムはその力の方向をコントロールします。従ってゴムをちゃんとかけないと、歯が思う方向に動きません。
きちんと使えば大丈夫です。多少サボってもまあ大丈夫です。
これも皆様、あっという間に慣れてしまい、特に大人でサボる人はまずありません。
大丈夫です。
装置が壊れたとき:
矯正装置は、最後には外す必要があります。また外力が加わったとき自ら壊れて歯を守る必要があります。従って普通の場合でも壊れることがあります。
面倒ですが、すぐに医院に連絡し治しましょう。
放置すると歯が思わない動きをします。
口の中で痛い部分が出てきたとき:
これはほっておく人はいません。
医院に連絡しましょう。
ちょっとの処置ですぐ治るのが矯正関係の痛みの特徴とも言えます。
もちろん、矯正治療をしていない時に比べれば、面倒です。しかし、歯の動いて来るのがわかってくると面倒は感じないでむしろ楽しみになる、とおっしゃる人もいます。
ごく普通の人が、難なくこなせる内容です。心配いりません。