美しさは矯正治療に欠かせない
私の趣味はオーディオ装置を作り、クラシック、ジャズを良い音で聴くこと。
そのために、大型のスピーカーシステムを作り、ジャズなどでは原寸大に感じる大きさ、音量で聴きます。
音楽の良さは、音の滑らかな連続、和音の重なり、リズムの気持ちよさなどが、人の心に直接に美しさを感じさせる点にある、と思います。
聴いている内に美しさに耽溺し、時間を忘れるほどに過ぎる事が時々あります。そんな時、気持ちは落ち着き、音楽に感謝します。
もっとも、機材の調子が悪い時は、その調整に時間が過ぎ、かえって疲れを感じる事もあります。でも調子を取り戻せばやはり音楽の美しさにはまり込みます。
趣味仲間とのお付き合いも含め、楽しい趣味です。
矯正治療でも歯の並び、つまり治療結果に美しさを感じる事が多くあります。もちろんこの場合は視覚を通して感じるわけです。
矯正治療はお口の健康のための医療ですが、同時に美しさも目指します。きちんと歯が並んだときの満足感は相当なものです。
もちろん分析し、理詰めで症状、治療法を考え、装置を調整するのですが、常に美しさという基準を忘れないのが矯正です。
音楽を聴き美しさを求める感覚と、矯正治療に美しさを求める感覚とは似ている、と実は思っています。