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2015年4月26日

T様(反対咬合 骨格性)
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Y様(反対咬合 骨格性)
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治療後、Y様(初診時10才)のお母様が嬉しそうに、そして真剣に、私に言われたお言葉は忘れられません。
「ここまで治るなんて、思ってもいませんでした」

T様(初診時10才)のお母様も、治療が進むにつれ、表情がどんどん柔らかくなり、お喜びでした。Ⅱ期治療が終わった時の、ご本人の本当に嬉しそうなお顔は記憶に残ります。

お二方とも十分なご協力をいただきました。有り難うございます。


「子供の反対咬合(骨格性)治療について 解説」

1.反対咬合(受け口)の性質

多くは骨格性です。
上の顎の成長が悪く、下の顎の成長が旺盛、というアンバランスが要因です。


2.成長発育の特徴から自然治癒は期待できず、治療は急ぐ

上の顎の成長発育は大体10才前に終了し、その後は下顎がさらに成長する、という特徴から、放置した場合、自然に治ることは普通予想できません。

 反対咬合の治療開始は、不正咬合のなかでも急ぎます。


3.治療方法

① Ⅰ期治療
上顎の成長を加速し、下顎の成長を抑えて、発育のバランスを良くします。

実はこの時期の治療方法が極めて重要です。
「前方牽引」法を用いますが、そのとき

*出来るだけ前歯を利用する牽引法を用いること
が重要です。

得られる結果が、大臼歯からの牽引法よりかなり良く、従って後戻りの心配も減ります。力の調節、牽引の方向など経験が必要ですが。

② Ⅱ期治療
バランスの改善された上下顎に永久歯をきちんと並べます。

③ 治療期間
Ⅰ期治療(左の写真から中央の写真まで)で半年から約1年位、

観察期間の数年ををはさんで、永久歯がそろったら、

Ⅱ期治療(右の写真は終了時)に入りました。約1年半くらいでしょうか。

どちらも装置を付ける期間は、そんなに長い訳ではありません。

4.その変化は相当なものです。写真でくらべると分かりますが。

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かたやま矯正歯科 院長 片山 綱

かたやま矯正歯科
http://www.hanarabi.biz/
院長 片山 綱

【略歴】
静岡高校 卒業
早稲田大学卒業
国家公務員上級職試から公的機関
東北歯科大学 入学
神奈川歯科大学大学院 修了
鎌田歯科矯正クリニック勤務

【所属団体・資格】
歯学博士(矯正歯科学臨床)
日本矯正歯科学会認定医
Tweed Course (USA)修了
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本口蓋裂学会 他
読売ウィークリー(読売新聞社)特集「頼れる矯正歯科医650人」に選ばれる(2008年)

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