リテーナーの種類、使い分け
矯正治療が終了した後、リテーナー(保定装置)を使い保定することが必要です。
大変楽な期間ですが、普通数年は保定しますので、付け外し等それなりの面倒はあります。
効果は大きく、面倒は少なく、というわけで保定装置が考案されてきました。
硬質プラスチック製でいくつかの金具を歯にかけて使うタイプがあります。着脱式です。
保定効果は一番高く、かつ取り外しもしやすく清掃、耐久性にも優れているので、非常によく使われます。プレートタイプと言われます。
透明な薄いプラスチック製で歯にかぶせるタイプがあります。これも着脱式です。
クリアリテーナーなどと言われます。保定力、耐久性、清掃性で劣りますが、やはり使いやすく安く簡単に作れるので、これもよく使われます。
歯の裏側から、接着剤で貼り付けるタイプがあります。これは固定式です。
使用感は殆ど無く、簡単で良いのですが、取れやすく、それに気がつかない場合後戻りをさせてしまう危険があります。信頼性が足りないのです。
また、保定力が弱く場合により、使えないケースがあります。
以上が殆どです。プレートタイプが一番多く、次がクリアリテーナータイプ、固定式はずっと少なくなります。