«  2014年10月  » 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
2014年10月29日

子供の矯正治療は、骨格の改善が主の一期治療と、永久歯の歯ならびをマルチブラケット(ワイヤ装置)で完成する二期治療に分かれます。
 一期で歯ならびがほぼ出来てしまえば二期治療は不要となりますが、多くの場合は二期が必要となります。
 ただしこの場合でも、一期治療が十分であれば、二期治療のマルチブラケットの所要期間はぐっと短くなり、費用は一期治療とほぼ同じ。
ですからかなり割安です。
 中には本人が面倒がって二期に入らないケースもあります。
もったいないことです。

2014年10月22日

頭にかぶるなど、口の外側の装置から、上下の歯やアゴの骨に力を伝える矯正治療装置です。
子どもだけでなく大人にも使います。治療効果が確実で大きく、時間短縮につながるので専門矯正医はよく使います。
 欠点は使用時間が短いと効果が出にくいこと。もちろん家でのみ使うのですが、寝ている間くらいの使用時間では効果が少ないのです。ただそこからある程度使用時間が増えていくと、個人差はありますが効果が出ます。
 その鮮やかな治療効果は経験が無いと実感出来ません。
慣れた矯正医は力を加減するなど工夫をしながらよく使います。

2014年10月21日

 最近は歯を動かすためのワイヤー(針金)にも白色や金色など目立ちにくいものが出てきました。但し治療の前半用だけで最後まで使えるものはありません。とにかく調査した結果、現時点では問題有りでした。
 もちろん適法ですが、安い金属材料が使われているのです。見た目はきれいですが歯を動かす能力は劣るものでした。表面の塗膜がはがれやすいこと、現在のワイヤーでも治療の前半は細く見えにくいものを使うこと、を考え合わせると、採用にはまだ時期尚早でしょう。

2014年10月19日

上の顎が狭すぎ、上奥歯が下奥歯より内側に入っている場合などが典型です。拡大の必要が生じます。
 特殊なケースでは、急速拡大装置をつけ、外科手術により上顎の真ん中を切ってから大きく広げます。しかしこれは大変です。
 大人でも少しは拡大ができます。普通はQHという金属のバネ装置を使います。安全性の高い装置です。ただ子供は最初から装着感が殆ど気にならないのですが、大人は食物が引っかかる、やや発音がし難いなど、しばらく気になることがあります。

2014年10月18日

 反対咬合の治療は、上顎前方牽引法がとられるのが普通です。
 この上顎前方牽引法では従来、急速拡大装置、リンガルアーチなどを入れ主に大臼歯から前方に引っ張るのが普通でした。しかし、これでは肝心の上顎の前方部が十分前に来ません。後戻りの心配が大きいのです。見た目の改善も不十分です。
 やはり前歯から牽引する方法をとるべきでしょう。前歯から牽引すると上顎前方部の成長が加速され、下の前歯に対し、上の前歯が十分に被ってきます。見た目も大きく改善されます。成長期での後戻りも殆ど経験しません。
 

2014年10月17日

いったん出っ歯の矯正治療を決断しながら、事情により中止した中学生がいました。一年ほどして転んで前歯がグラグラになり、抜けかけたが何とか保った、と言って来院ありました。
 このような場合、その歯の根が骨に癒着し、動かないことも多くあります。その場合、矯正治療は相当難しくなります。早めに治しておけばと悔やまれる例でした。
 これ以外でも、咀嚼の能率が悪い、発音に影響する、虫歯、歯周病になりやすい、などあります。どれも健康に直結します。但し最初からの症状ですから本人は気がつきません。
 もう一つ、見た目の悪さが心理的に影響し、気持ちが消極的になることがあります。これも重大なことです。

2014年10月16日

先日、あるケースの診断に困りました。大人で強度の出っ歯さんです。歯があまりに大きく抜歯ケースにせざるを得ません。しかし、
 上の前歯が大きく前に出っ張って、しかもその歯の根っこが極端に短いのです。上顎は一番前の歯2本を抜くしかありません。かなり珍しいケースです。
 前歯の根っこが短いケースはたまにあります。しかし、何とか使える場合がほとんどで、残すのが普通です。
 前歯を抜くととりあえず目立ちます。矯正では歯を動かしますので仮の歯を入れておく、というのも難しいのです。横の歯が動いてスペースはどんどんふさがってくるので、目立つ期間は意外と短いのですが、やはりしばらく我慢が必要です。
ご本人は考え込んでおられました。お気持ちはわかります。なかなか難しいケースです。

上顎の骨が小さく上顎を広げる処置が必要になるケースは多くあります。広げる必要量が多い場合やや問題が生じます。
 子供の場合は簡単です。拡大プレートなどの他、最も効果的な装置である急速拡大装置が使えるからです。高校生くらいまでは使えることがあります。
 大人の場合は少しやっかいです。必要量が多いと上顎の外科手術が必要になることもあるのです。ただし多くの場合はバネ装置でなんとか拡大量を確保します。

2014年10月13日

 矯正相談の時、症状と可能な治療方針の概略をお話します。しかしこれらは当然ながら可能性に過ぎません。
 殆どの不正咬合は、いろいろな症状が複合しています。目につく症状が最重要とは限りません。矯正治療ではx線でわかる骨格のデータ、個々の歯及び歯列の状態、子供では成長発育状態の数値、などの検査データを得て初めて具体的な症状を確定し、治療方針を出すことができます。

2014年10月 9日

やはりある程度の時間は必要です。子供の矯正治療では成長期を利用し顎の骨格の大きさ、位置関係のできるだけの改善をまず行う、大人の矯正治療では歯を適切な位置まで動かす、のですが、どちらも人間の体の自然な反応速度以上にはなりません。個人差も大きいのです。悩ましいところです。
 しかし治療側としては治療期間はできるだけ短くしたいのです。装置の選択でも治療中もこの点大いに気を使います。歯を抜く、抜かないの判断でも時間も考えています。

2014年10月 6日

10月に入って紅葉の便りが聞かれるようになりました。四季の移り変わりがあるのは良いとしみじみ思うこの頃です。
 毎年毎年繰り返しているのに、山の色、食べ物、街行く人の服の色合いに季節が変わっていくのを感じると嬉しくなります。
 3ヶ月ごとの来院の方は季節に一度ということになります。お忘れになった時もお電話いただければまた取り直します。

2014年10月 5日

 歯を動かす時ある程度の力を加えます。これにより歯にわずかにストレスが加わります。このストレスが連続的になると歯の健康にあまり良くないと言われます。
 一ヶ月の間をとりますと最初の二週間くらいで歯が動きます。次の二週間くらいはお休みでたまったストレスを解放します。昔からこのように言われ実践されてきました。また、一ヶ月の間隔は人の生活習慣としても大変取り入れやすいことも理由と言われます。

材質からの分類はHPのQ&Aでしました。今回はワイヤー(針金)の形状からの分類です。
治療の初めのうちは、断面が丸いものを使います。太さも細めです。歯に接着されたブラケットに伝わるワイヤーの力が弱く、しかもクッションを挟んだ様になり、並びの悪い歯をそっと動かしてくれます。
 半ば過ぎからは断面が四角のワイヤーを使います。太さもより増します。ワイヤーの形どおりに、歯を動かす力がブラケットに伝わります。これで最終的な歯並びにするのです。

2014年10月 2日

大人の矯正治療では、各歯に小さな装置を貼り付けワイヤーをかける、マルチブラケット装置が主役です。
 この装置は上下の歯列に同時に使うのが基本です。上下の歯を同時に動かし、かみ合わせを作っていくのが最も早く、きれいにできるからです。
 もちろん上下どちらかに付ければ治療可能の場合もあります。しかし極めて少ないケースとお考えください。詳しくはドクターと相談されると良いと思います。

2014年10月 1日

あわてることはありません。矯正治療は検査、診断して治療方法が見えてきますが、3才ではそれが困難です。本人の理解もまだ無理です。
 一方、6,7才ぐらいまで待っても症状が大きく変化することは普通ありません。むしろ永久前歯、6才臼歯の存在は治療を容易にします。但し10-12才くらいから治療条件が悪くなるのが普通です。良い時期を逃さないようご注意ください。

« 2014年9月 | メイン | 2014年11月 »

Powered by
本サイトにて表現されるものすべての著作権は、当クリニックが保有もしくは管理しております。本サイトに接続した方は、著作権法で定める非営利目的で使用する場合に限り、当クリニックの著作権表示を付すことを条件に、これを複製することができます。
かたやま矯正歯科 院長 片山 綱

かたやま矯正歯科
http://www.hanarabi.biz/
院長 片山 綱

【略歴】
静岡高校 卒業
早稲田大学卒業
国家公務員上級職試から公的機関
東北歯科大学 入学
神奈川歯科大学大学院 修了
鎌田歯科矯正クリニック勤務

【所属団体・資格】
歯学博士(矯正歯科学臨床)
日本矯正歯科学会認定医
Tweed Course (USA)修了
日本矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本口蓋裂学会 他
読売ウィークリー(読売新聞社)特集「頼れる矯正歯科医650人」に選ばれる(2008年)

医院サイトはこちら
かたやま矯正歯科医院サイト