抜いたほうがうまくいくケースもある。その判断について

歯を抜かない治療・抜く治療

当院では「できるだけ歯を抜かない矯正治療」を目標にしており、12歳までに開始した矯正治療における非抜歯率が90%を超えています。しかし特に年齢が上がるにつれ、「抜くことが不可欠なケース」も少なくありません。歯を抜かない矯正治療が困難な場合や、歯を抜いて矯正治療をしたほうが良いケースが多いことの大きな理由は、日本人の骨格そのものにあります。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、日本人には「歯が大きく、あごの骨が小さいタイプ」が多いのです。小さな土台(あご)に、そのスペースには収まりきらない大きな歯が生えてきてしまうことを考えると、抜歯を避けられないケースがある程度増えるのは仕方のないことなのです。

抜く・抜かないの判断歯を抜かない治療・抜く治療
大切なのは、まずは「歯を抜かずに矯正できる可能性」を見極め「歯を抜かずに矯正する工夫や努力を最大限まで行う」ことだと考えています。そしてそれは、個人個人についてのていねいな診察と診断、および効果的な治療方法と技術力によって可能となるのです。

抜く・抜かないの見極めポイントは、まずは「歯と骨の大きさとバランス」です。さらには「不正咬合の程度や種類」でしょう。当院では、これらをしっかりと見極めるために、複数の検査データと個人個人の条件(お子さんの場合には成長に関するデータなども含む)を重視しています。

お子さんの矯正治療の場面では、できるだけ個々人の成長発育状態を正確に捉えるため、パーセンタイル図表も利用しています。もちろん大人の場合も個々人の状況に応じて、できるだけ歯を抜かないで治療することを大事にしたいと考えています。

そしてもう1つ。ちょっと意外かもしれませんが、抜く・抜かないの見極めポイントとして大切にしていることは「患者さん自身のご希望」です。中には「少しでも治療期間が短くなるなら抜歯してほしい」と考える方もいらっしゃいます。逆に、患者さんが「どうしても抜きたくない」という場合には、可能な限り非抜歯での治療を考えます。

まずはご相談ください

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